2012,09,26, Wednesday
さて福岡県警の教養試験の合格発表がありました。
福岡県警は1次試験が2段階に分かれていて、まず最初に教養試験があって、それに合格した人が体力試験+面接試験のいわば1.5次試験にすすめる形になっています。 今年は1.5次に面接試験が取り入れられたのが大きな変化なのですが、やはり面接試験は人手がかかって大変なので、例年に比べると合格者をやや絞った印象があります。まだ警察官Bの申込者・受験者数はサイトに掲載されていないので、この春におこなわれた警察官A(大卒-男子)のデータで示すと、昨年までは教養試験の合格倍率が1.1倍だったのが、今年は1.4倍になってます。 1.5次でおこなわれる面接試験の様子ですが、春の警察官Aの受験者の話によれば、体育館の後ろにブースのような所(ついたてはしてある)に次々によばれる形式でおこなわれるようで、声の大きな受験者だと待っている間に面接の声が聞こえるんだそうです。時間は人によって異なるようで5~15分ぐらい。あまりにも声も小さく元気がないようだったら、すぐに終了と言うことでしょうか・・・。 質問は、従来の2次試験とあまりかわらないようで、「警察官はどういう仕事だと思うか」「正義感とは何だと思いますか」「警察官になったらどの部門で働きたいか」「警察学校は寮生活だけど、大丈夫か」などというオーソドックスな質問です。時間が限られるし、なにせ受験生が多いのであまり細かく突っ込んでは来ないようですよ。 めでたく教養合格にたどり着いた人は、警察はこれからの試験で厳しく「選別」されていきますから、頑張りましょう! 最後に、福岡県警の本年度の最大重点目標言えるかな? 『○○の壊滅』『○○の撲滅』『○○の抑止』です。試験で直接、聞かれることはないですけど、ちゃんと調べておきましょうね。福岡県警のサイトのトップに載っています。 |
2012,09,14, Friday
さて、本題に入る前に。
国家一般・税務職の受験者数が公表されましたので、受験率(申込者に対して実際に受験するする人の割合)を試算してみました。 やっぱり、国家一般・税務職・東京都・特別区・東京消防庁と5つの試験に願書が出せる日程になったため、受験率は下がっています。特に関東地区については昨年比より20ポイント近く下がっています。東京都・特別区と両方を出した人がかなりいるようですね。 一方、あまり九州地区の受験率は下がっておらず、一昨日書いたみたいな(「税務の方が、逆に行政より簡単になっちゃう」って)ことは、おこらないようですね。 国家一般 事務 受験率 九州地区 82% (2011年度 89%) 関東甲信越地区 68% (2011年度 89%) 税務職 受験率 九州地区 77% (2011年度 91%) 関東甲信越地区 63% (2011年度 89%) 国家一般 技術 受験率 九州地区 70% (2011年度 93%) 関東甲信越地区 57% (2011年度 86%) で、本題。合格推定点です。 今年は試験制度の変更や受験率などの影響を分析するのに時間がかかってしまい、結論が出るのが遅くなっちゃいました。お待たせしてすいません。 なお、お約束ですが、「この合格推定点は、公務員ゼミナールとしていっさいの保障をいたしません。採用予定数から予想される最終合格数と、実際の最終合格数が大幅に異なることがあり、その場合は実際の合格点が推定と大きく異なることとなります。」 国家一般(事務) ■九 州■ 教養試験 24~26~28点 適性試験 100点 教養試験 25~27~29点 適性試験 90点 ■関東甲信越■ 教養試験 22~23~25点 適性試験 100点 教養試験 23~24~26点 適性試験 90点 税 務 職 ■九 州■ 教養試験 26~27~29点 適性試験 100点 教養試験 27~29~30点 適性試験 90点 ■関東甲信越■ 教養試験 23~25~26点 適性試験 100点 教養試験 25~26~28点 適性試験 90点 |
2012,09,12, Wednesday
さて、目下集計中ですが、国家一般・税務職の公務員ゼミナール内平均点は、基礎能力(教養)試験が21点前後、適性試験が100点前後となりそうです。
ちなみに全体平均点は、例年データから推定すると、基礎能力(教養)試験で17~18点前後、適性試験で80~85点前後になると想定しています。 出題はほぼ例年並みですが、昨年までの100分45題より90分40題のほうが時間的余裕が少ない感じみたい。「帰ってからゆっくり解いたら解けた~T^T」という受験生が目立ちます。でもね、国家公務員試験ってそういうものなの。だから問題集なんかをつかって勉強するときも、ダラダラやるんじゃなくて「○分で○題解く!」って決めて勉強していないとダメなのよ。 一方、適性試験は、この5年例がないぐらいに簡単。120題達成の公ゼミ生も結構いました。最低でも90点ぐらいはとっておきたいところですね。 さて最後に皆さんの興味が最も高いと思われる合格ラインの話題。例年とくらべて申込者数から受験者数への減少率(歩留まり)がかなり大きいようなので、もう少し検討中。たぶん、あんまり正確には出せないかも。明日にはアップする予定です。 最後に、九州地区で受験者が多いと思われる東京消防庁の教養試験の平均点は、公ゼミで30点前後でした。ただ東消の場合は、同時にやる適性検査(クレペリン検査)や作文試験の結果も含めて一次合格が決定されますので、35点取ってても不合格になる人はいます。ですので、何点とったから安心っていうのはないので、自己採点結果がよかった人も慢心(=受かったと思って浮かれて、次の消防の試験勉強を放棄したり)しないように。 |
2012,09,10, Monday
さて9月9日は、国家一般、税務職、東京都、特別区、東京消防庁の五重奏でしたが、みなさん試験の出来はいかがでしたか。
とくに税務職は採用が激減したため、申込競争率(申込者数÷採用予定者数)がかなりアップしていたのですが・・・。 どこかの専門学校がかなり願書の二重出しを推進したようで、税務の試験会場にいくと相当の教室がガラガラだったそうです。ヒドイ教室は、50人くらいはいる部屋に6人しかいなかったとか。国家一般と税務の二股かけなくとも、税務が難しくなるのはわかるでしょうが・・・。うちも判断に悩む学生数名にはそのようなアドバイスはしましたけども、あんまりでしょ~。 いま、受験者数の調査をしていますけど、ひょっとしたら行政より税務の方が逆転で簡単になるかも・・・。すこしバランスってことを考えましょうね。 すでに受験者数が発表となっている東京都や特別区でも、申込者の半分ぐらいしか受験していないようです。試験問題を人数分用意して、広い会場を手配した人事担当者は困惑していると思いますよ・・・。 |
2012,09,04, Tuesday
さて、いよいよ試験マンスである、9月に突入しました。
なくらの理科の授業は、これからはひたすら総まとめプリントをやるという味も素っ気もない授業なんですが、学生たちは黙々と取り組んでいます。3月から8月までの授業のエッセンスが詰まっている(つもりの)プリントなので「あとはどうこれを頭にたたき込むか!」ってことが勝負なんですね。学生たちもそれがわかっているからこその、集中力なんでしょう。 9月9日は東京に受験に出かける学生も多いので、宿泊の手配や試験会場の位置関係の確認などの質問もよく受けます。まあ、そうだよね、東京、実は広いから、何がどこにあるかわからないし・・・。 以前、文部科学省に行ったとき、場所がわからないのでタクシーに乗ったら、タクシーの運転手が文部科学省の場所を知らず困ったことがあったなぁ・・・。 「あの、霞ヶ関にあるでしょ、文部科学省って・・・」 「地方からできてきた人は、大きな有名なビルだ、なんでわからないんだ、って人多いんだよねぇ~。東京には有名な大きな建物なんていっぱいあるんだから、わかるわけないでしょう」 内心、ムチャクチャ『かちん』と来ましたが・・・。あとで東京に住んでいる人に聞いたけど、「タクシーの運転手も地方からポッと来た人が多いので場所がわからない人が多い」、しかし、「霞ヶ関がわからないのは、さすがにそれはありえないでしょう」って言っていましたが・・・。 ・・・あ、あ、話がそれまくった。ということで、東京に受験に行く皆さんは場所の確認、大事です。タクシーあてになりません。電車も快速だとか通勤快速、快速特急だとわけのわかんない種別があって目的の駅に停まらなかったりするので、注意。試験の当日は、早め行動でねっ! |