2011,11,25, Friday
福岡校も今日から3泊4日で東北の南三陸町にボランティアに出かけています。
写真は、地元の高校の先生に案内していただいた、閖上(ゆりあげ)にあるヨットハーバーのクラブハウスです。案内していただいた先生はヨット部の顧問で、地震の2日前にはここで練習をしていたそうです。もしその日であれば、今、こうしているかどうかわからないという話でした。中をのぞくとトイレの戸はへし曲がり、一番端にあったロッカーは波に押されて狭い通路の一番奥に押し込められたように流されていました。 以下、公ゼミの女子学生の今日の感想です。 --------------------------------------- 今日は移動日だったが色々考えさせられた日となった。仙台駅に降り立った時、震災当時の天井が落ち、駅の機能を失っていた様子を思い出した。今は復旧して人が行き交い何事もなかったようだが複雑な思いがした。そして宿へと向かう途中、津波が襲った町を通った。暗い中だったが家の基礎だけが残された場所や流されてきたであろう漁船を見て元の町はどんな所だったのか考えた。元の町を知らない私ですら衝撃を受けた景色を地元の人はどんな思いでこの景色を目にしたのだろうかと胸が痛んだ。夕飯の時、壁貼られた写真が目に入る。瓦礫の山をバックに写る人そして“ため息をつくのをやめた日”と書いてあるのを見て、それでも立ち直る為に前へ進もうとした人達の強さは心打たれた。その人達にどれだけの力になれるか、明日から私が出来る限りの力を持ってボランティアに取り組もうと思う。 |
2011,11,23, Wednesday
はい、恒例の秋の遠足ですね。場所は、博多湾に浮かぶ「能古島アイランドパーク」
▼下記のような花が咲きほこるガーデンでですね(イメージ写真)、・・・・ ▼下記のように、肉を食べまくろうと(イメージ写真)・・・・ ・・・まあ、こういうわけです。 THK!! (イメージ写真協力 能古島アイランドパーク公式サイト+T君) ----------------------------- では、例年通り写真大会で。 ----------------------------- ▼到着するとさっそくBBQ場を目指します。 ▼秋も終わりだけど、花が咲き誇る園内。(男ですいません) ▼到着するとさっそくBBQの準備です。 ▼バイトの経験も活かした皿3枚持ち。 ▼さあ、イメージ通りのBBQ開始! (全グループ載せられなくてゴメン) ▼食べ終わると思い思いにくつろぐ。(別テイクの奴を、来年度の講習用写真にたぶん採用予定!) ▼エネルギーが有り余っている軍団はスポーツ ▼ヤギたちの中で、風景に同化している学生。手前の柱とそっくり。 ▼帰りの船を待つ渡船場。BBQで残ったおにぎりを食べ出す。 ▼さあ能古島を後にします。「センセ~、コスモスどこに咲いてたんですか?」「あぁ、あれは10月までだ。ほら、あのフェリーの土手っ腹に描いてあるのでガマンして」 |
2011,11,20, Sunday
講習を受けた高校生たちからも合格の知らせが届いています。
メールでもらった合格報告を、ひとつご紹介しておきましょう。ブログへの転載もこころよくOKしてくれました。 ------------------- こんにちは! 連絡が遅くなりましたが、皇宮護衛官合格でした。先日内定の電話も頂きました。 内定の条件だったので、県警は残念ながら辞退しました。 数々のご指導ありがとうございました! 夏休み等の講習受けてなかったら現役での合格はなかったと思います! 4月から精一杯頑張っていきます。 ------------------- ぜひ、がんばらずにがんばって下さいね! 警察学校・消防学校・税務大学校などの「研修所に最初入っちゃう系」は最初の1ヶ月が特に厳しくなっています。「ガッン」ってやられて、「え゛~ッ」って思うこともあると思うけど、そこを踏ん張って乗り切って下さいね。 |
2011,11,19, Saturday
さてうちの教員は卒業生の結婚式によばれることがよくあるのですが、先日ブログに書いたように、なくらは結婚式スピーチデビューを無事果たしました。
「スピーチの順番は、2番目か、3番目ですから~」 といわれて快く引き受けていたら、前日、彼女から電話がかかってきて、 「センセ、スピーチの時間をお知らせしておいた方が良いかと思って、確認の電話をしました~。え~、披露宴がですね、17時から始まって・・・、センセのスピーチは17時5分頃で、それが終わってから乾杯で・・・」 「おい、2番目か3番目って言ってなかったか?」 「はい、新郎の上司の消防長さん(お相手は消防士)が1番で、なくらセンセは2番目・・・」 「あのなぁ、そういうのは新婦側の1番目って言うんだぞう・・・」 「ははっは、そうですか、まあよろしくお願いします」 急遽、一晩かけて、チャラケタ内容から必死でしっかりした内容に書き換えて(実際はスピーチ内容はほとんど変わってないという気もしたが)、スピーチに臨みました。 ・・・ところで、なんとか無事終わらせて席に戻ると、ながぬま校長センセが 「どうも、あの消防長さん、高校の同級生のような気がする・・・」 話しかけてみると、まさにビンゴで、ン十年ぶりの再会。 「消防本部の消防長さん」+「公務員ゼミナールの校長さん」で、大いに盛り上がってました。いま消防職員は団塊の世代の退職で、若い職員が毎年どんどん入っているとか。結婚ラッシュで本年度中に3組が挙式の予定だという話で、「ご祝儀がたいへんだろうなぁ」と思った私は貧乏性? 若い消防士のみなさんが総勢20名近く登場する寸劇もかなり盛り上がり、楽しい結婚披露宴でした。 最後になったけど、お二人ともお幸せに。 |
2011,11,12, Saturday
さて国家公務員のトップバッター、国家III種の最終合格発表が出ました。
本校の国家III種の一次合格者は27名で、学生数が100名ちょっとの学校ですのでほぼ1/4の学生が国家III種に合格するんですが、そのうち1名が棄権して26名が二次試験に挑戦しておりました。 結果は、最終合格は22名! 二次受験者を分母にとった国家III種の最終合格率は85%となり、かなり高い結果をあげることが出来ました。 参考までに国家III種の一次合格数が全区分・全地域合計で2546名、最終合格数が同じく1579名で、一次合格者を分母にとった最終合格率が62%(※)となってますから、二次棄権者が若干いるとしてもまずまずの成績と言えるのではないでしょうか。 関東地区で合格した学生たちは、さっそく東京に飛んで、「外務省に行ってきました!」「東京高検で内定とりました!」と次々報告をあげてきています。内定とりはほぼこの1週間で決まります。ガンバって希望する職場をゲットしてきて! ※正確な比較をするためには二次受験者数をとるべきですが、まだ二次受験者数のデータを入手していないので、概算計算と考えて下さい。 |
2011,11,05, Saturday
さて、一連の国家公務員試験改変の流れの中、唯一、新試験制度が未発表だった防衛省から、来年度からの試験体制が発表になりました。で、表題の通り、来年度から防衛省単独の試験はなくなり、国家一般に統合されて実施ということになるそうです。つまり、今年の試験で言えば国家III種行政区分のようになるってわけですね。来年度からは国家一般職に合格した後の採用先として、検察庁や税関などに加えて防衛省も選べるスタイルになるわけです。
現行の防衛省III種は全国1区分で実施していますが、来年からは、ですから地区別採用になると言うことですね。また、来年度の国家一般の採用数は、今の国家III種行政・技術系よりも増えるのでちょっぴり難易度が下がると言うことになりますか。しかし、防衛省は全国採用だったため最終合格後の勤務希望地と採用先にミスマッチが多く、そのため採用予定数よりも大幅に合格させるという特徴がありました。来年からはそれがなくなるわけで、防衛省自体としては難易度が上がることになりそうです。 また、従来は防衛省は、県・政令指定都市と同一日に一次試験を実施していましたので、県職と防衛省の二手に受験生が別れていたのが、防衛省の試験がなくなるということで県・政令指定都市の受験者数が増えることになります。(実際の採用にも影響されますが)、理論上は来年度の県・政令指定都市は今年より難易度が高くなると予想されます。 |
2011,11,02, Wednesday
さて、今日は、福岡市内にある講倫館高校によばれ、行ってまいりました。
いろんな高校から、公務員のガイダンスによばれて出かけているのですが、今回は、初体験。「すべての公務員学校を呼んで、高校生の前で自校の講習をプレゼンテーション」という企画です。で、福岡市内にある初級を対象とする、麻生公務員専門学校、大原公務員医療専門学校、公務員ビジネス専門学校、東京アカデミー(※専門学校ではない)と、うち公ゼミ、豪華(?)5本建てです。これだけの学校が一堂に集まったのを見たことは、私もないなぁ~。 高校生を前に説明をするんですが、いろんな学校のスタンスの違いがよく分かって、面白かったです。いや、自分の学校のことを客観的に見る機会ってないもんですが、他校の説明を聞いていると、「あ~、そういうふうにとらえているのかぁ」って公ゼミの立ち位置ってのがよく分かりました。高校生の皆さんも、各校の違いがつかめてよかったんじゃないかと思います。 ちなみに、なくらはいつも通り、「講習を受けただけで安心してはだめだよ。高校の授業だって受けただけでは『成績1番』にはならないでしょ。毎日、ちゃんと自分で勉強する時間をとらないと、成績は伸びていきません。今日から毎日、公務員試験に向けて勉強することが大切」といった話をして、冬休み講習を紹介してきました。 |
2011,10,29, Saturday
さて市町村合併はほぼ終わりましたが、「これから消防の広域化がすすんでいく」って話を今日はしてみたいと思います。
まあ、市町村合併がすすめば自動的に消防もある程度合併がすすむわけですが、広域災害時には従来のような管轄が細かく分かれた消防本部では機動性のある対応が出来ないこと、そして激甚災害時(特に被害の大きな災害)では消防本部自体が被災してしまい機能しなくなるなどの問題点が指摘されるようになりました。 鳥取県西部地震の経験をもつ鳥取県は、すでに東部、中部、西部の3消防本部へ統廃合をすませています。また消防無線のデジタル切り替えという多額の設備投資が必要な課題が迫っており、これは中小の消防本部では対応できるような金額ではないので、これにむけて合併を推進しているという側面もあるようです。東日本震災という超「広域」「激甚」災害の発生をうけ、これからさらに真剣に検討が進められるようになるでしょう。 現在の各県の「目標」なんですが、以下の通りとなっています。 2007年時 → 現在の目標 福岡県 (※現在25消防本部) 佐賀県 (※現在7消防本部) 長崎県 10消防本部 → 1消防本部 熊本県 13消防本部 → 4消防本部 大分県 14消防本部 → 1消防本部 宮崎県 9消防本部 → 1消防本部(または3消防本部) 鹿児島県 19消防本部 → 7消防本部 さて、ここからはさらに詳しい解説です。 ○福岡県 県が先頭に立って動くのではなく、各本部での動きを見守る考えのようです。すでに久留米市+県南広域の合併がすみましたが、現在は宗像+粕屋北+粕屋南の合併がすすめられています。 ○佐賀県 県は計画そのものを立てていません。しかし佐賀市が周辺市町村と共同して佐賀広域消防局をつくり、現在は、さらに佐賀広域と神埼地区の合併が考えられています。佐賀広域消防は、全国のモデルケースとして高く評価されているようです。 ○長崎県 長崎県の消防職員は、平均年齢が高く2009年時点で1673名の全消防職員中、50代以上が748名と45%を占めており、多くの本部でここ10年で職員の半数が正職員を退職する状況になっています。そのため危機感が強いようです。なお、これは長崎県に限ったことではなく、各県ともこれから退職ラッシュがつづく構図があります。そのため、早期に一元化して、人員配置をしやすくするネライもあるようです。 ○熊本県 統合後のモデル4本部の内訳は以下の通り。このなかでは城南ブロックの動きが先行しているようです。 城北 有明+山鹿植木+菊池+阿蘇 中央 熊本市+宇城+上益城+高遊南 城南 八代+水俣芦北+人吉下球磨+上球磨 天草 天草(そのままで統廃合なし) ○大分県 全県1本部を打ち上げたものの、一番の中心部にある大分市の反対があり、ちょっとストップしているようですね。 ○宮崎県 九州本土で唯一、常備消防がない区域が7町村ある県です。つまり消防署がなくて、消防団で対応しているということですね。いちおう全県1本部を目指していますが、3ブロック化も検討中のようです。その場合は 県北 延岡市+日向市+東児湯+現在消防署がない諸塚村、椎葉村、美郷町、高千穂町、日之影町、五ヶ瀬町 県央 宮崎市+西都市+現在消防署がない西米良村 県南 都城市+日南市+串間市+西諸広域 ちなみに宮崎県では救急救命士は、ほぼ目標数に達しつつあるようです。199名の配置目標に対して197名ということですのでほぼ目標達成。 あと、最遠現場到着時間というデータが出ていて、たとえば、(小林)本署~えびの高原が65分、(延岡)東海分署~上祝子122分とあります。出動要請してから、2時間もかかる地域があるんですね・・・。県域が広いだけあって大変です。 ○鹿児島県 7消防本部の区域わけは以下の通り。 鹿児島 鹿児島市+日置市+いちき串木野+現在消防署がない三島村、十島村 南薩 指宿+南薩 北薩 薩摩川内市+さつま町+阿久根+出水市 姶良・伊佐 姶良市+伊佐湧水+霧島市 大隅 大隅肝属+大隅曽於+垂水市 熊毛 熊毛(そのままで統廃合なし) 大島 大島+沖永良部+徳之島 |
2011,10,21, Friday
さて人事院のサイトには触れられていませんが、来年度の新試験から「インターネットでの申込を原則」とし、紙の募集要項も作成しないという話を聞きました。
つまり、公告日にネットでアクセスして募集要項をダウンロードし、受付期間中にネットで願書申込まですませるということらしい。 以下、だいたいのやりとりを採録しときます。(本当はもっとなが~く、人事院本院と、九州事務局とに3回にわたって電話して確認したんですが、わかりやすいようにショートカットして重要なところだけ。ですので人事院の回答部分は、本院の回答と、九州事務局の回答が混ざってます。) 公ゼミ:「インターネットがない場合はどうなるんですか?」 人事院:「個別に人事院事務局に問い合わせをしていただければ対応します」 公ゼミ:「そしたら郵送できる願書がもらえるんですか?」 人事院:「いや、個別に対応しますから・・・」 公ゼミ:「???(・・・なんか詳細が決まってない雰囲気だな・・・) では、高校などからまとめて願書がほしいという要望があったらどうなるんですか」 人事院:「個別の対応はしますが、まとめてとか、団体には対応しません。あくまで個人でご相談いただいて・・・」 公ゼミ:「では自宅にネットがない場合は、高校の進路指導室なんかのパソコンから申し込むことに?」 人事院:「そうですね、高校にネットないところはないですから・・・」 公ゼミ:「共用のパソコンで申し込んでも、手続き的に大丈夫なんですか?」(メールアドレスの登録やなんやが必要なところが結構あるので・・・) 人事院:「いや、共用のパソコンでも申し込めます」 公ゼミ:「では、そういう説明で、高校の先生にお話しして構わないですか?」 人事院:「いやこれから変更になることもあるので、詳しい内容は人事院に電話して問い合わせるように伝えて下さい」 公ゼミ:「あちらこちらの高校から電話がかかると大変でしょう?」 人事院:「まあ、それが仕事ですから」 公ゼミ:「じゃあ、ともかくインターネット申込が基本になるということは間違いないわけですね・・・」 人事院:「そうなります」 公ゼミ:「わかりました。どうも、忙しいときにありがとうございました」 |
2011,10,17, Monday
さて今月は、毎週OBやOGを呼んで、懇談会を開いているのですが、今年は2人をご紹介。
一人は福岡市役所勤務のS1君とS2君は、福岡市「アジアのリーダー都市ふくおか!プロジェクト」のメンバーに選ばれたそうな。(勝手に『アジアのリーダー』を自称していいのかという気もするが・・・、大阪や上海が怒りそう・・・) まだ20代前半の彼らですけど、「25年後の福岡をどのようなまちにしたいか」というサブタイトルをうけて、上司が「25年後にはオレは退職しておらん。退職するもんが考えても仕方ないから、お前達いってこい!」と送り出されたとか。素敵な上司だと思うよ、なくらは。ちなみに、そうやって若手が来ているのは中央区だけで、他区は30~40代の中堅職員が多いのだとか。ぜひ、S1君とS2君、がんばってほしいなぁ。 それから福岡県職員のFさんは、「被災自治体の行政機能支援」に応募して、宮城県の東松島市に2週間短期派遣に行ってきたとか。現地ではいまでも人手が足らず大変な状況だそうです。東松島市には福岡県(県内の市町村含む)が継続的な支援に取り組んでいて、職員を募っては派遣しているんだそうです。 いや、卒業生の皆んな、イキイキと働いているなぁ~。 |