2013,04,12, Friday
少し報告が遅くなりましたが、3月26日、国家公務員の新規採用方針が閣議決定されました。
で、結論を言えば、前政権の削減方針が見直され、ここ数年続いた過酷な人員削減は緩和される見込みです。 詳しく紹介すると、いままで政府全体(閣議決定)で削減幅を決めていたのを、各府省庁の判断で決められるようになるそうです。つまり、府省庁の自由度が高まる形となるわけです。 以下、総務大臣の記者会見での発言をそのまま収録しておきます。 「全体としては厳しく管理していく方針であります。実際、この採用上限もですね、この、21年度の採用実績が8500人でございました。これを基礎にして、それから、更にどの程度削減するか、抑制するかと、こういうことだったわけでありますが、前政権時代の2か年では、5300人、6300人と、こういう形で採用していたのですね。我々は、25年度は、今年度でございますけれども、4100人という形で厳しく抑制しているわけであります。しかし、そうしたことをやった結果、今度は、新規採用を手控えることによって、年齢層にばらつきが出まして、組織のゆがみが出てしまう。それから、新たに公務員になりたいという方々の門戸をですね、これを狭めることになると、こういうことがございます。ですから、そこは過度な抑制ではなく、必要に応じてやるのだということがあります。・・・総合的には人件費抑制の観点から、厳しく定員管理はしてまいりますが、しかし、その枠の中で必要なところにはめりはりを付けて、きちんと付けていこうと、そういうことを私は考えているし、いろいろな工夫の余地があるということで考えております。」 本来、団塊の世代の退職時期と重なり多数の退職者が出ている構造にもかかわらず、さらに新規採用を絞るというかなり無理のあることをしていたわけですが、ようやくなんとかなりそうです。 すでに発表になった財務専門官(大卒程度の採用試験です)は、昨年度62名の募集に対して、本年度は140名とかなり増えていますね。この閣議決定だけが要因ではないと思いますが・・・。 |
2013,04,06, Saturday
今年はあいにくの雨模様の入学式となってしまいました。場所は例年通り、福岡市民会館です。
▼続々とあつまってくる学生たち ▼できあがっている学生証と通学定期の書類を受け取ります ▼もう入学直前授業を1ヵ月やっているので、他校と違いわりとリラックスムード ▼大林先生の開会の辞でスタート ▼永沼校長、三森理事長のあいさつを聞いて・・・ ▼田中同窓会長と昨年度卒業生の高木さんの激励を受けた後・・・ ▼各クラスの代表が決意表明・・・ ▼みんな真剣に聞いていました。身が引き締まったかな? ▼続いて父母懇談会。多数のご参加ありがとうございます。 ▼みなさん、熱心に話を聞いていただきました。 さあ、いよいよホンマもんの新学期です。1年間、頑張っていきましょ~! |
2013,04,01, Monday
さて、国家公務員試験(裁判所・衆議院・参議院を除く)で導入されたネット申込み、今日から事前登録の受付が始まりました。
人事院のお先棒を担ぐわけではないけど(慣用句=『人事院のさせたいことを先頭にたってさせる』ってな意味)、ネット申込み便利です。まず、願書を取り寄せなくてよい、郵便局に出しに行かなくてよい、郵送料が要らない・・・。いいことだらけです。スマホからも、gmail(android)やiCloudメール(iphone)で登録することができます。音楽聞いたり、ゲームするだけじゃなくて、たまには役立つことに使ってみましょ。(もちろんパソコンでemailを受信できるなら、なおよろし) 今日から登録しておけば、あとは国家一般でも、税務職でも、海上保安官でも、刑務官でも、受験申込みをするだけです。(名前や住所は自動的に入りますので、何回も入れなくてOK) 高校生の皆さん、まずチャレンジして「いよいよ受験だぞ!」っていう気持ちを高めてみましょう。 大人のお言葉 ・ezweb.ne.jp、docomo.ne.jp、softbank.ne.jpなどの携帯メール(キャリアメール)での申込みはできません。プログラムではねつけられます。 ・パスワード(自分で自由に決める)・ユーザーID(メールで送られてくる)は、忘れないよう紙にメモしておきましょう。「スマホのメモアプリに書きとめてたけど、スマホが壊れて全部わからなくなった」では受験できなくなります。 ・この事前登録は、住所や氏名を登録する操作です。受験申込みは決められた期間に別にしなくてはいけません。事前登録だけでは受験できません。 ・試験の前に、受験票をダウンロードしてプリントアウトする必要があります。そのときだけ、プリンターが接続されているパソコンが必要です。(なお、そのパソコンでメールを受信できる必要はありません) 自宅や進路指導室のパソコンからすればOKです。。 ・人事院ではスマートホンの利用は、保障していません。公ゼミの学生には利用させていますが、本記事に従った結果について公務員ゼミナールでは責を負いません。 |
2013,03,27, Wednesday
さて3月上旬から始まった入学直前授業も、あっという間に最終日です。
本来なら最終日の様子をレポートすべきところですが、わたくしは公ゼミ熊本校に研修のため出張中。 昨日がわたしの3月最後の授業で、「入学式までのこの春休みが、最後のまとまった休みです! じゃあ、入学後の授業をお楽しみに~」(クラスによって若干違うこと言ったけど・・・)と、しばしのさよならの挨拶をしておきました。3月は、まだまだ緊張のとれないムードでしたが、この休みに「公務員を目指す決意」を固めて入学式に臨んでほしいと思います。 |
2013,03,18, Monday
公ゼミの講習をうけて現役合格した高校生から、メールが来ました。ブログに載せていい?ってきいたところ、「ブログに載せるの、大丈夫ですっ!」っていう元気な返事をいただいたので、転載します
今の気持ちを忘れずに、のんびり頑張って下さいね --------------------------------------- こんにちは。 ○○高校を卒業しました ○○○○です 報告が、遅くなり 申し訳ないのですが ○○市役所に合格することが できました。 公ゼミの先生方には 夏や、春の講習 また、高校での講習 面接練習など 本当にお世話になりました。 ありがとうございます。 これから、たくさん頑張って 市民の方々のために 一生懸命働く公務員になります。 本当にありがとうございました。 失礼します。 |
2013,03,15, Friday
さて、入学直前授業、みんなまだお互いが分からないので、しーんと凍り付いたような教室です。毎年のことながら、このころがウソのように5、6月になると打ち解けるんですけどね・・・。勉強している学生の皆さんは、少々不安な日々ではないかと思うけど、大丈夫だよん。
第1回目の定期考査(週テスト)も早くも実施になって、その結果をもとに担任の面談が毎日行われています。勉強の不安、志望職種、それぞれ担任の先生が相談にのっているところです。なくらは、最後に担任してからもうかなりたつので、いつか担任業務に戻りたいなぁ(めちゃくちゃ、忙しくなるけど)・・・、と思う春の一日でございます。 |
2013,03,06, Wednesday
さて、入学直前授業がいよいよ始まりました~。・・・ところが、なくらは出張でいないので、代わりに永沼校長にコメントと写真をお願いしました。
以下は、永沼先生によるコメントです。 今日は直前授業の開講式。 クラスごとに緊張した面持ちで着席。 担任の紹介、勉強の仕方、学校生活における注意などを真剣に聞いていました。 明日から授業がスタート、公務員合格に向けて長い道のりが始まります。 |
2013,03,05, Tuesday
さて、公ゼミの新学期が事実上始まる、入学直前授業は明日スタートです。高校の卒業式の余韻もさめやらぬ3月アタマから、ビシビシやっていきますよ。教科書も新しいのが印刷屋から上がってきて、玄関先に山積みになってます。明日は、クラス分け発表や担任の紹介もありますからねっ。詳しくは案内の手紙を参照。初日から遅刻しないよ~に。
3月は、毎日のように入学者が出てクラスメイトが増えていきますし、2週目からは面談も始まって、公務員試験受験用の写真撮影・・・と、いろいろやっているうちにあっという間に終わってしまいますが、ここが大事なところなんだな。 なお、まだ、入学を検討しているけど、願書を出していない・・・、って人は、とりあえず入学直前授業に参加してくださいね。体験入学のつもりで来ていただいても大丈夫ですよ~! |
2013,02,26, Tuesday
さて、今年も人事院の国家公務員試験説明会へ参加してきました。冒頭、高校入試や大学入試シーズンと重なっていることへのおわびがありました。昨年度、宮崎県などでは公立高校入試日に説明会を実施して公立高校が参加できずに、大クレームをうけてましたのでその点についてのおわびということでしょうか。(ちなみに今日の大学の部は、国公立大学の入試や採点の期間と重なっているせいか、参加した大学は私立大が1校のみ・・・)
なお、前年のような用意された発表原稿の「高速読み上げ大会」といった感じではなく、しっかりと説明していただけたのでかなり好印象を持ったことを付け足しておきましょう。 さて、以下、項目別にメモおこしをしておきます。 【国家一般受験地特例の拡大】 ・従来、国家一般(事務)、税務職、刑務官などで行われていた受験地特例(関東地区勤務希望でも、九州で受験できる)を、高校の先生方の長年の要望を受け、技術区分にも適用する。 (なくら註:これで国家一般(技術)も、関東地区希望者が東京に行かずに受験できるようになるわけですが、反面、地域外受験が容易になるので合格ラインの均一化がすすむことになるでしょう。つまり、今年から、関東地区だからといって「びっくりするほど」合格点が低くならないことが予想されます。まだ、人事院のサイトでも公表されていませんが、専門高校にはビックニュースですよね!) 【国家一般技術系のミスマッチ】 昨年の懸念が実際に起きたので、質問してみました。 なくら:「昨年度、土木・機械などが、技術としてまとめられたことにより、最終合格したときにミスマッチ(たとえば、土木履修者が、面接に行って、『機械がほしいので』と門前払いを食らう)が起きるのではないかと質問したところ、『各官庁に指示しているのでそんなことはおきないだろう』という回答をいただいたが、実際、今年度そう言われた学生が出ている。善処してほしい。」 人事院:「そういう事例があったかどうかを確認し、今後研究していきたい。始まったばかりの新制度であるので、問題点は本院(人事院の本体)にあげて検討していく」 【海上保安庁関係】 ・海上保安庁が大量採用のために、年度末に、急遽、国家一般職から事務系で採用が入った。今後も定期採用があるかどうかは不明。これに関して、質問 なくら:「むかしの国家III種も含めて、事務系での採用は記憶にないのだが、はじめてのことか?」 人事院:「かなり前になるが、国家III種から採用した事例がある」 なくら:「従来、海上保安官が従事していた事務所系の仕事を、国家一般職採用の事務官でおきかえるということか」 人事院:「業務担当の詳細までは人事院ではわからない、海上保安庁に直接聞いてほしい」 なくら:「海上保安庁の定員要求400名がみとめられたということは、定期退職補充分とは別に、純増で400名増えるのか」 人事院:「定員が増えたからと言ってすぐに全員採用するという単純な関係ではない。職員の養成(海上保安学校のキャパシティ)という問題がある。採用数の発表を待ってほしい」 【採用予定数について】 ・平成26年度国家公務員の削減方針がまだ決まっていないので、採用数は現時点では(数年前までは、大卒程度の試験についてはもう発表されている時期であるが)言えない。閣議決定を受けてからの検討となる。昨年度(平成25年度採用分)は、4月3日の閣議決定から動いた。ただ、前の民主党政権時にくらべて、現実を踏まえた柔軟な対応となっているので、削減幅は抑えられるのではないか。 【名簿残留者について】 ・本年度は、事務、技術とも、採用を希望しながら、内定がもらえていない者(名簿残留者)は出ていない。残留者の数は、人事院九州事務局のサイトに掲載している業務年報[pdfファイル]に、載せている。 【官庁業務合同説明会】 ・まだ決まったわけではないが、大学生対象に行っている『官庁業務合同説明会』を高校生向けにも実施する方向で検討している。(なくら註:官庁訪問をして回る必要がなくなるので、高校生にとっていい知らせですね) 【給与削減について】 ・東日本震災復興のため、平成24年度から2年間、国家公務員の給与を臨時的に4.77%カットすることとなっている。福岡市の国の官庁勤務の場合、大卒18万9420円が18万368円、高卒15万4110円が14万6760円になっている。8000円ないし9000円のカットになっている。公務員を巡る厳しい状況は知っておいてほしい。 【ネット申し込みについて】 ・事前登録だけで願書申し込みをしていなかった方がいた。(なくら註:事前登録と、本申し込みの2段階の作業が必要です) 受験できないこととなるので注意してほしい。 ・ネット申し込みは、スマートフォンは動作対象外となる。(なくら註:スマホでgmailなどのアドレスを使えば、実はできる。最後の最後、受験票の印刷時だけパソコンにデータ転送してプリントアウトすればOKです。) ・受験票はダウンロード期間が決まっているので注意してほしい。その期間を過ぎた場合は、電話での個別対応のうえ、再発行となる。(なくら註:公式にはそのさいの対応は触れられていないが、個別に対応はしてくれるらしい。なお、登録したメールアドレスやIDがわからなくなった場合も、個別対応してくれる。※ただしメールアドレス、ID両方わからなくなったときは、×) |