2013,11,21, Thursday
さて、今年はkoumuin.infoでもお知らせしているように、国家一般や税務職は競争率が下がったために公務員受験で定評のある高校では近年にない合格者が出ているようです。
そのうち、国家一般は、「最終合格が出てからが勝負」の試験。みんな、各官庁の採用面接を受けて回っている最中でしょう。この1週間程度で、ほとんどの官庁は採用面接を終えてしまいますので、この時期を逃すと内定を取るためには長期戦の構えが必要になってきます。「では、1週間ぐらいしたら返事をしますから」って言われて採用面接が終わったときは、「それは落とされた」と思っておいたほうがいいでしょう。 「是非採用したい」と省庁側が思ったら、あちらこちらに面接に行かせたりしません。だって、他の省庁から内定出されたら逃げられちゃうでしょ。採用面接を終えて、数時間のちには「内定を出しますので、もう他の官庁の面接は受けないでください。他の官庁の面接を受けるんでしたら、内定は出しません」っていう感じの電話がかかってきます。 じゃあ、なんでその場では「1週間ぐらいしたら返事をしますから・・・」って言うのかといえば、内定を出しても次々受験生から断られることもあるからです。その保険ですね。次々断られて、そのうちあなたに順番が回ってきて、3日後に「内定です」って電話があるかもしれません。でも、期待してただ待っているだけより、日程が空いていれば一つでも多く面接を受ける攻めの姿勢ってものが大事です。 追 なお税務職合格者は、このような採用面接はありません。最終合格=採用です。また、上記の例は一般的な事例であって、「絶対そうか」と言われると断言はできません。まあ、長年の経験談というものですから、ゆるめに聞いておいてくださいな。 |
2013,11,15, Friday
さて二次の面接試験もそろそろ終盤にかかってきましたが、今の時期は地方公務員の面接がたけなわです。なかでも近年増えてきているのが集団討論。ただ、集団討論は、地方公務員試験の元締めがマニュアルを作ってない(個別面接はマニュアルがあり研修も実施されている)ので、各自治体がテンでバラバラに取り組んでいるのが実情です。そのため、「集団討論を設ける意味がないんじゃないの・・・」と感じるところもあります。
まず試験はそれぞれの役割があります。教養試験であれば、知識量を通じて勤勉性を測っているといっていいでしょう。もちろん、物事を整理して理解する能力を測っていると言ってもいいかもしれません。一方、コミュニケーション能力を測るのが、個別面接試験ですね。で、集団討論は何か、という話です。その目的がはっきりしないと、個別面接や作文でやればよさそうなものをわざわざ時間をかけてやって、試験官も評価するポイントを漠然としか把握してないので、思った通りにならない、ということになりがちです。 某市では、「公務員として求められもの」といった作文のような題を出し、まあ、当然のことながら『討論』としては盛り上がらず、横で聞いていた市長は不満げな顔をしていたとか。「朝まで生テレビ」みたいな討論を期待していたのでしょうけど・・・。だいたいみんな順当な発言をするので、「いや、そんなことはない」なんて否定する必要もなく、「誰が言ってることも、その通りだよねぇ・・・」ってことになるのは当たり前ですよね。 そのほか、過去には、保育士から土木職、大卒、高卒をごちゃまぜにして実施した自治体や、合併する方向で進んでいるのに「合併はいいか、悪いか」(そりゃ、受験生は悪いとは言えませんよね)とかいう題を出したところもありました。 ちゃんと討論させたいのなら、「様々な考え方ができて、豊富な経験を持つ社会人でも見解が分かれそう」ってのを、受験生の性質にあわせて選ばないと・・・。「若い人の意見を聞きたい」みたいな、『不純な』動機で課題を設定してもうまくいくはずがありません。 |
2013,11,15, Friday
さて公務員受験に取り組んでいることで著名な高校をいくつか廻らせていただきましたが、やはり採用増の影響を受けて成績が伸びているようです。
久しぶりに国家一般(昔の国家III種)に合格者が出たということで、官庁訪問などのご質問も先生方から電話でいただいています。私が聞いた範囲でいちばん合格者の多い高校は、「のべ一次合格120名」の合格を出しておられました。自衛官候補生・曹候補生・航空学生を数から抜いても、「のべ一次合格80名」で、分母となる公務員を受験した生徒数を考えると、指導力に欠ける公務員受験塾・公務員専門学校は真っ青の合格実績です。さまざまな校務があるなかで、公務員指導に力を注ぐことは大変なことだと推察するわけですが、担当の先生の奮闘には敬意を覚えざるを得ません。 よく、「高校生が専門学校に行かずに公務員になるのはムリですよね」って言われることが多いのですが、やっぱり3年間かけて一貫して指導していくと成果が出るものだと、改めて実感させられました。 |
2013,11,13, Wednesday
さて、ちょっとほほえむ話を。
私が教室で機材の準備をしている横で、女子学生3人がお弁当を食べておりました。聞くともなく聞こえる彼女たちの会話。 「ねぇ、この教室、なんで32教室っていうか知ってる?」 私もどういう説明が始まるのだろうかと、耳をそばだてました。 「3階にあるから、らしいよ。教室は32もないのにずっと不思議だったけど、今日ひらめいたんよ」 どうリアクションしていいかわからず、固まる他の二人。 「・・・・・」 「・・・・・」 「あのなあ、みんな知ってると思うけど・・・」と横から口を挟むと、「え~、そうなんですかぁ!」とボケ全開。 ふふふ、彼女は公ゼミきっての天然さんなんですよね。にくめないキャラクターです。ちなみにちゃんと(?)、4つ試験を受けて3つに一次合格してます。 ブログネタにしてゴメンナサイm..m |
コメント一覧
なくら | EMAIL | URL | 2013/11/18 11:24 PM | xF2iMAMc |
たなか | EMAIL | URL | 2013/11/18 12:10 PM | GKbBiKMg |
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2013,11,08, Friday
さて、今日から後期授業がスタートします。
「公務員専門学校って、合格した後は一体何するの?」ってよく聞かれますが、公ゼミではみっちり授業があります。合格させるだけのカリキュラムなら、「資格試験の塾」と同じような存在になってしまい、『専門学校』として認可されず卒業しても「学歴」にもなりません。 看護学校では、看護師の国家資格を取れるように受験対策するだけでなく看護師という職そのものに必要な知識や技術を学ぶのと同じで、公ゼミは公務員として考えて欲しいこと、身につけて置いて欲しいことなどを考える授業を組み立てています。公ゼミから巣立った学生たちが、「あなたがこの仕事をしていてよかった」と国民・市民から言われる公務員を育てたいと考えているわけです。 さあ、私も授業の準備をしなくっちゃ。 |