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集団討論
 さて二次の面接試験もそろそろ終盤にかかってきましたが、今の時期は地方公務員の面接がたけなわです。なかでも近年増えてきているのが集団討論。ただ、集団討論は、地方公務員試験の元締めがマニュアルを作ってない(個別面接はマニュアルがあり研修も実施されている)ので、各自治体がテンでバラバラに取り組んでいるのが実情です。そのため、「集団討論を設ける意味がないんじゃないの・・・」と感じるところもあります。
 まず試験はそれぞれの役割があります。教養試験であれば、知識量を通じて勤勉性を測っているといっていいでしょう。もちろん、物事を整理して理解する能力を測っていると言ってもいいかもしれません。一方、コミュニケーション能力を測るのが、個別面接試験ですね。で、集団討論は何か、という話です。その目的がはっきりしないと、個別面接や作文でやればよさそうなものをわざわざ時間をかけてやって、試験官も評価するポイントを漠然としか把握してないので、思った通りにならない、ということになりがちです。
 某市では、「公務員として求められもの」といった作文のような題を出し、まあ、当然のことながら『討論』としては盛り上がらず、横で聞いていた市長は不満げな顔をしていたとか。「朝まで生テレビ」みたいな討論を期待していたのでしょうけど・・・。だいたいみんな順当な発言をするので、「いや、そんなことはない」なんて否定する必要もなく、「誰が言ってることも、その通りだよねぇ・・・」ってことになるのは当たり前ですよね。
 そのほか、過去には、保育士から土木職、大卒、高卒をごちゃまぜにして実施した自治体や、合併する方向で進んでいるのに「合併はいいか、悪いか」(そりゃ、受験生は悪いとは言えませんよね)とかいう題を出したところもありました。
 ちゃんと討論させたいのなら、「様々な考え方ができて、豊富な経験を持つ社会人でも見解が分かれそう」ってのを、受験生の性質にあわせて選ばないと・・・。「若い人の意見を聞きたい」みたいな、『不純な』動機で課題を設定してもうまくいくはずがありません。

| http://blog.kouzemi.ac.jp/index.php?e=37 |
| | 05:39 AM | comments (0) | trackback (0) |

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