2010,05,11, Tuesday
さて、はやくも国家III種の採用予定数が発表になりました。
今年から人事院のサイトには、募集要項がそのままpdfファイルで載るようになったので、そちらを詳しくは見ていただくとして→国家III種 募集要項 その1・国家III種 募集要項 その2、全国的には『微減』の中でなぜか九州では行政が5名増がちょっと嬉しい。 しかし、「受験案内に掲載している採用予定数等については、今後大きく変動することが見込まれます。随時、情報は人事院ホームページに掲載する予定ですので、ご覧ください。」という恐ろしげなる注記が。これは現在の政権が、『本年度の国家公務員採用50%カット』という方針を掲げているためのようです。ただし具体的なことを何も決めていないため、いちおう、従来通りの計算で積み上げた数値を載せていると言うことのよう。 つまり、今書いてある採用数より、「大幅に(つまり1/2程度)にカットすることになりますよ~」と、まあ言っているわけですね。 でも、あまりこんなことを書いてさらに人々を惑わせちゃいけないけど、そんなカットができるのかなぁという気はします。すでに国家公務員の採用減はめちゃくちゃ進んでおり、1990年代後半の採用予定数は関東行政1000名前後、九州行政で100名近くあったのが、いまは1/3以下。(今年は関東行政240名、九州行政30名) 九州行政の採用先で残っているのは、税関とか検察庁とか治安維持に関わる部門が中心で、労働局、法務局、国立大学といった『純』事務系の採用は、もうずっと前に採用が『絶滅』しちゃってるんですから。ほんとうに、税務とか、検察庁とか、そんな部門の採用をさらに半減しても構わないの? と思ってしまいます。そんな経緯は知らないままで、「1/2削減」と言っているような気がします。カットの余力がなんとかあるのは、本省庁の採用がある関東行政区分ぐらいじゃないんでしょうか・・・。 まあ、話を戻すと、受験生としては来月には願書を出さないといけないわけで、8月ぐらいになって人事院のサイトに「○○の採用は、200名から100名に減りましたました」なって書かれても、どうしようもないんだよな・・・。 |
2010,05,08, Saturday
さて、土曜日、今日の自習室は17時までです。
教室の戸締まりを確認して回ると、教室でスポーティな服に着替える学生が・・・。 「なに、今から着替えてるの?」 「いや、走って帰ってるんで」 「家まで?」 「はい。六本松のあたりまで。」 え~、六本松というと、あのバス停2つ分はつづく「だらだら坂」を登って降りた先じゃないですか。軽~く、公ゼミから、20分はかかるそう。(バスでも所要20分かかるから、バス並みの速度で走るってことか!) 「体力づくりです!」 という彼の腕の筋肉は、それはそれは見事なもんでした。 それにくらべて、水風船のような私の筋肉・・・。 |
2010,05,06, Thursday
高校生を主な対象にした夜間講習が今日から始まりました。
毎週月・木の週2回実施です。 世間には「高校生対象」とアナウンスをしている夜間講習ですが、高校生ではない方でも、初級程度の公務員、警察官、消防官、海上保安官、刑務官等を目指す人なら受講可能です。 実際に例年、高校生既卒の受講生・大卒の受講生等が一定数おりますが、今年はその割合が高い。全体の3分の1超がそれにあたっていて、ちょっとした一大勢力になっています。 諸々の事情で本科生としての通学は不可能、しかし公務員就職を真剣に考えていてるみなさん、公ゼミの夜間講習はそんなみなさんをサポートいたします。「高校生じゃないからムリ」な講習ではありませんので。 |
2010,04,30, Friday
世間はゴールデンウィークに突入。卒業生の来校が頻発する時期です。
本日は今年公ゼミを卒業して、海上保安学校に入校中の男性1名と今年税務大学校を卒業して宮崎の税務署で4月から勤務している女性1名が来校しました。 海上保安学校は4月入校と10月入校の2パターンがあります。海上保安学校に4月に入学をした場合、そこにはすでに10月から研修を受けている学生が「先輩」として君臨していることになります。で、年齢に関係なく、学校に入学した順番で「先輩・後輩」の関係が成立します。ま、この辺は芸人の世界と同じです。 実は今回の彼が4月に入校する前の10月、すでに別の公ゼミ生が海上保安学校に入学していて、それが本日来校した彼の年下にあたる人で、でも海上保安学校の中では先に入学した年下の彼が先輩になるという、ちょっと面倒なねじれ現象が起こっています。これはよくある話なのでしょうが、お互いの間に流れる変な空気は容易に想像がつきます。 税務署に勤務中の女性は、法人課税部門に配属となったそうですが、今は「修行中」ということで、部署の壁を越えて様々な業務に励んでいるようです。 |
2010,04,29, Thursday
うみまる、うーみんが来ました。
海上保安学校売店での販売で、文字通り海上保安学校のお土産。 で、中身は何かというと、マスコットキャラクターのクッキーです。 買ってきた本人たちも、じっくり見たことがないらしく、箱を空けてから 「げ、こいつ、太い線3本あるじゃん」 「オレらより、ずっと階級上じゃん」 などと言ってます。(そでについてる線を見ると、階級がわかるようになってるんだな。彼が3本と数えたのは間違いで、1本はクッキーのデザイン上そでそのもののを表しているらしい。本当は、「うみまる」くんは二等海上保安正。大型艇船長などの階級で、太線2本。彼らの4階級上です。「うーみん」はその妹で、三等海上保安正でこちらは中型艇船長の階級。) 海上保安学校、船舶運航システムには、航海、機関、主計の3コースがあるんだけど、1人は航海、1人は機関に所属。 それぞれの特徴をちょびっと教えてもらいました。 航海は、文字通り航海士になるコース。船のてっぺんの操舵室(運転室)に陣取る姿はカッコいいけど、船の中で一番揺れるところらしい。はじめての練習航海のときは6メートルの荒波で、全員ゲロゲロだったそうな。ただ部屋を離れることは許されないので(だって全員ゲロゲロなので)、片隅でビニール袋で吐いたとか。お疲れさま。 機関は、機関士になるコース。で、機関士って何かと言えば、JRなんかだと電気機関車なんかを運転する人のことだけど、船の場合はエンジンの管理をする人のこと。船内では一番深部にいるので、揺れが少ない。エンジンの真横に全員が常にいないといけないわけではないので、交代でエンジン室から出ると比較的フリーな状態になるらしい。ただしエンジン室にいるときはエンジンの爆音に耐えなきゃいけない。船体動揺でゲロりそうなときは便所で吐くことが許される。(エンジン室で吐いて機械にかかったらたいへんってことらしい) ただしフリーってことは、なにかあったときにかり出されるのも機関担当者の宿命。水難者の遺体揚収なども、だいたい担当になるそう。 主計は、一般に知られていない主に船内調理を担当する部門。公式レセプションでの食事なんかも担当するらしくホテルでの実習もあると、海上保安学校のサイトに紹介されてます。で、ここは、いちばん人数的には少ない。手当があまりつかないので、給与的には3コースの中で一番安くなるらしい。だけど、海上保安「大」学校には主計コースが設けられていないので、海上保安学校卒でも経験を積めば階級的に船内の主計士の中でトップに立てるとか。(航海・機関は、海上保安「大」学校にも課程があるので、そこの出身者がやはり上役になるそうな。) 以上です。みなさんも、海の警察官めざしてがんばってみてはいかが? |