2010,05,18, Tuesday
さて放浪中のなくらは、鹿児島県の大隅半島をうろうろしています。
ちょうど桜島から大隅半島側に風が吹いているので、どこも火山灰ですすけています。ある高校の校門に積んであるゴミ袋。 実は全部火山灰。まあ分類すれば不燃ゴミなんでしょうけど、不燃ゴミにしちゃうと処理場がパンクしてしまうので、ここらへんには火山灰専用のゴミ袋ってのがあるんですよ。進路指導室にお邪魔して、お話ししていても机の上がザラザラ。こまか~い粒子なんでほんの小さなすき間からも入り込んでくるんですよね。たいへんだ、これは。 それから厳戒態勢なのが農業高校。例の口蹄疫対策で、玄関には子供用プール状態で消毒液が満たしてありそこにザブンザブンしないと車も中に入れられません。校地内はカラーコーンで仕切られており、部外者が玄関以外のところに勝手に行けないようにしてあり、玄関には消毒スプレーが置いてあって「服にまんべんなくかけて下さい」。進路で先生がおっしゃるには、「1頭でも出たらうちの全財産(牛さんと豚さんのことですね)がパー。それどころかこの近所いったいたいへんなことになるからね。」 う~ん、これまたたいへんだ。 それからまた別の高校では、うちが桐原書店から出している「公務員合格ゼミシリーズ」を激賞していただきました。「地元の公務員の塾に行っていた生徒もいたけど、2名の生徒が塾にも行かずこの問題集だけやって公務員に最終合格できた。自分もこの問題集を使って公務員の補習をしているけどこれ以上使いやすい本はない。本当にいいですね、この本は。」・・・ありがとうございます。実際、長崎のある離島の高校生からも「この本で、公務員に最終合格できました!」ってメールもらったこともあるし、公ゼミ自慢の本です。高校生の皆さん、よろしくねっ。 ・・・と、まあ、いろんな体験をした1日。大雨の鹿児島中央駅に戻って駅前の公衆浴場(ちなみに鹿児島市内の公衆浴場はすべて温泉)でくつろぐなくらでございました。 |
2010,05,17, Monday
さて、公ゼミが毎年高校の進路指導の先生方を対象に実施している「公務員受験指導セミナー」。今年も、福岡会場を皮切りにスタートしました。
本年のテーマは、「今からはじめる公務員指導」。経済状況の変化に伴い、進学校から従来は民間就職がほとんどだった高校まで、いろんな学校で公務員希望者が増える傾向にあるのですが、いままで希望者が少なかったので「どうしていいのか・・・。」という現場の先生方の悩みに答える内容となっています。 終了後のアンケートでも、ほとんどの先生が「参考になった」に丸を付けて下さいました。これからも公ゼミは、現役合格、高校での公務員受験指導もしっかりとサポートしていきます。進路指導の先生方、何かおたずねがありましたら遠慮なくお電話(092-432-3591)、メール(fukuoka@koumuin.info)下さい。 |
2010,05,15, Saturday
さて、ちょこっと難しい話が続いていますが、「国家公務員の採用半減方針」について、やっぱりもめまくっているようです。
今、現在の総務省が出している方針は、 「国家公務員の試験の採用区分を基に、大きく四つのグループに分類し、それぞれのグループに応じた抑制案を作成」 グループ1 地方出先機関の職員(国家II・III種行政の九州・中国なんかの地方採用が該当)および国家III種の本省採用・・・80%カット グループ2 本省において企画・立案にかかわる職員(国家I種・II種の本省庁採用が該当)・・・20%カット グループ3 専門職種でその専門的な知識をいかして行政サービスを提供する職員(国家III種税務や刑務官などが該当)・・・50%カット グループ4 再任用職員や官民の人事交流の受け皿となる任期付職員(事実上、採用試験とは無関係) それぞれカット率は異なるようで、一番厳しいグループ1は、先日ブログで書いたように国家III種九州・行政で採用が残っているのは、税関と検察庁ぐらいですからね。これ以上削減のしようがないのでは、と思うけど。ただ関東甲信越・行政は、本省採用の大幅カットで、大激減となる可能性が大。 グループ3には、財務省関係で税務署(国家III種税務)・税関(国家III種行政)、法務省関係で刑務官や入国警備官、国土交通省関係で海上保安官などの採用区分が該当するようです。これらが一律50%カットとなると業務に著しい支障が出るのは明らかで、ホントにするのか、強行するとかなりマズイことになるような・・・。 以下、削減を担当する総務大臣と、削減を受けるひとつである財務省の副大臣の発言を引用しておきます。 総務相記者会見(5月14日) 「(削減する人数については)・・・そうですね、それは個別の事情について細かく聞くようにしておりまして、例えば、新採(註:新規採用=職員採用)を、特に現場をそこまで減らしてしまうと無理だというところ、あるいは、いや、もっと踏み込めるというところ、個別の各省の事情で出てきているものが、もう大体まとまっています。・・・中略・・・そういう個別の事情の最終の詰めを今やっているところでございまして、・・・後略・・・。」 財務省副大臣記者会見(5月13日) 「やはり定数上、来年度、例えば今年何千人か自然退職されます。そうすると、それを埋めるべく採用枠を決めてやろうとしているわけです。それに対して5割減と話が来たわけです。5割減だとあまりにもひどいというのを、色々な感じで要求して、特に国税の関係は最近実調率が今から10年前ぐらいに比べて半分ぐらいに落ちていますから、そういう意味で税収が足りない時にますます人が減っていくということについて、あまり良い効果をもたらさないのではないかとか色々なことを私達それなりに発言しながら要求をしてきました。・・・中略・・・少なくとも一律にやられると、特に税のところなんかは人が増えれば増やしただけの効果が上がっている分野で、1人当たり5,000万円ぐらいの、いわゆる税収の増が、費用対効果という意味で上がっている分野なんです。ですから、それはぜひ一律にやらないで、そういう分野はきちんとある程度増やしてほしいという要望は出していると、こういうことでございます。」 来週の閣議前には、最終的な数値を決めるらしい。国家III種の採用数訂正も、願書提出締め切り前には出る可能性があるようですね。 |
2010,05,14, Friday
熊本校では、恒例のソフトボール大会を実施しました。
快晴。 日頃のスタディで体がなまってる学生たちは、ここぞとばかりに大はしゃぎをするわけで、「コレはレクレーションだから」とか言いつつ、みんな燃える闘魂がむき出しになったりして、こんな光景を見るたび、ワタシは「若いっていいよね」といつも思うことを思うのです。 ここで個人的なことを言わせていただくと、この大会、ワタシにはインネンのようなものがあります。ここ2年、打席には立たせてもらうものの、快音ナシ。リベンジを誓ったあの日から1年。雪辱を果たすべく、ここ1週間は就寝前にイチロー選手となった自分を妄想するなど、イメージトレーニングを欠かすことはありませんでした。 そして当日。ワタシは朝から燃える闘魂をメラメラと燃やしていました。独りで、密かに。 結果から申し上げますと、2打数1安打。ベースの上ではきわめて涼しげなカンジを装いましたけど、内心はうれしさで昇天しておりました。2打席目はセンターフライで、悔しい顔をしてはいたのですが、アレも演技。実は外野にボールが飛んだこと自体がうれしくて、これまた内心は昇天していたのです。 開会式の様子。 試合の様子。酒井先生をはじめ、先生たちも積極参戦しました。 応援の様子。 結果は、ワタシが担任するクラスのチームが優勝。特に何の貢献もしていないのにワタシ、優勝監督さながらの胴上げとなりました。 何か申し訳ないなと思いつつ、宙を舞うワタシの脳裏には、ヒットを放ったあの情景がフラッシュバックしたのです。 |
2010,05,13, Thursday
国家III種と同時に、「再チャレンジ試験」の募集要項も発表になりました。この「再チャレンジ」、4つ前の政権が打ち出した「再チャレンジ」政策によってつくられたのですが、「再チャレンジ試験」という言葉は消滅してしまい「国家公務員中途採用者選考試験」といういっそうわかりにくい試験名になってしまってます。
県などが「経験者採用」という名称で試験をしているので、さらに混乱している方が多いようです。公ゼミにも、30代の方からお問い合わせをいただくことが時々ありますね。 まず、その1 国の「国家公務員中途採用者選考試験」は、特にスキルがない方でも一からやり直せる、という「再チャレンジ精神(?)」に基づいたもので特に職歴などは考慮しません。 しかし、その2 「経験者採用(東京都などは紛らわしいと思ったのか、よりストレートなキャリア採用という名称を使ってます)」は、民間での経験(職歴)を公務員の職場に生かすことをねらったもので、「アルバイトをしてました~」「単純な事務仕事はできます~」ではダメ。合格すると、いきなり係長級あたりの中間管理職的な立場でスタートすることもあります。 ところが、その3 実態として、「国家公務員中途採用者選考試験」はすごい競争率で、これに合格できる人は、かなり優秀な人。でも、位置づけが「再チャレンジ」ですから、入ったら新卒と同じ扱いです。たとえば税務区分で合格すると、税務大学校に入って高卒生や大卒生と一緒に一から研修をすることになります。で、やっぱりこれに耐えきれない人が居るようで、数年前から募集要項に「職場に配属された後は、管理・監督者の指導・指示を受け、係員としての定型的な業務から経験していくことになります。」と注記が入りました。つまり、自分より年下かもしれない上司から、新卒者と同じように指導を受けながら働いていくことを知っといてね。ってことです。 さてこの試験、いつまで続くのでしょうか。 |