うみまる、うーみんが来ました。
海上保安学校売店での販売で、文字通り海上保安学校のお土産。
で、中身は何かというと、マスコットキャラクターのクッキーです。
買ってきた本人たちも、じっくり見たことがないらしく、箱を空けてから
「げ、こいつ、太い線3本あるじゃん」
「オレらより、ずっと階級上じゃん」
などと言ってます。(そでについてる線を見ると、階級がわかるようになってるんだな。彼が3本と数えたのは間違いで、1本はクッキーのデザイン上そでそのもののを表しているらしい。本当は、「うみまる」くんは二等海上保安正。大型艇船長などの階級で、太線2本。彼らの4階級上です。「うーみん」はその妹で、三等海上保安正でこちらは中型艇船長の階級。)
海上保安学校、船舶運航システムには、航海、機関、主計の3コースがあるんだけど、1人は航海、1人は機関に所属。
それぞれの特徴をちょびっと教えてもらいました。
航海は、文字通り航海士になるコース。船のてっぺんの操舵室(運転室)に陣取る姿はカッコいいけど、船の中で一番揺れるところらしい。はじめての練習航海のときは6メートルの荒波で、全員ゲロゲロだったそうな。ただ部屋を離れることは許されないので(だって全員ゲロゲロなので)、片隅でビニール袋で吐いたとか。お疲れさま。
機関は、機関士になるコース。で、機関士って何かと言えば、JRなんかだと電気機関車なんかを運転する人のことだけど、船の場合はエンジンの管理をする人のこと。船内では一番深部にいるので、揺れが少ない。エンジンの真横に全員が常にいないといけないわけではないので、交代でエンジン室から出ると比較的フリーな状態になるらしい。ただしエンジン室にいるときはエンジンの爆音に耐えなきゃいけない。船体動揺でゲロりそうなときは便所で吐くことが許される。(エンジン室で吐いて機械にかかったらたいへんってことらしい) ただしフリーってことは、なにかあったときにかり出されるのも機関担当者の宿命。水難者の遺体揚収なども、だいたい担当になるそう。
主計は、一般に知られていない主に船内調理を担当する部門。公式レセプションでの食事なんかも担当するらしくホテルでの実習もあると、海上保安学校のサイトに紹介されてます。で、ここは、いちばん人数的には少ない。手当があまりつかないので、給与的には3コースの中で一番安くなるらしい。だけど、海上保安「大」学校には主計コースが設けられていないので、海上保安学校卒でも経験を積めば階級的に船内の主計士の中でトップに立てるとか。(航海・機関は、海上保安「大」学校にも課程があるので、そこの出身者がやはり上役になるそうな。)
以上です。みなさんも、海の警察官めざしてがんばってみてはいかが?
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| 12:55 PM |
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