高卒程度の国家公務員試験のトップバッターとして、高校現役生は受験できない海上保安特別試験の一次試験が本日実施されました。
なんと言っても注目は、「教養試験」という名称にかわって、「基礎能力試験」という名称で行われる筆記試験。出題順が大幅に変わっており、戸惑った受験生が「いきなり現代文やった~!」と試験後も感想を言い合っていました。多分、国家一般(旧 国家III種)もこの出題順、出題数ではないだろうかと、公ゼミでは推測していうるのですが、英語の出題など判断がビミョーなところも。
以下、出題順を速報!
<人事院が事前に公表していた出題数>
■知能分野20題
文章理解7
課題処理7
数的処理4
資料解釈2
■知識分野20題
自然科学5
人文科学9
社会科学6
<今回の出題(海上保安特別)>
No.1 現代文
No.2 現代文
No.3 現代文
No.4 現代文
No.5 古文漢文 ※今回は珍しく漢文の出題
No.6 英文
No.7 英文
No.8 判断推理
No.9 判断推理
No.10 判断推理
No.11 判断推理
No.12 判断推理
No.13 図形(判断推理図形)
No.14 図形(判断推理図形)
No.15 数的推理
No.16 数的推理
No.17 数的推理
No.18 数的推理
No.19 資料解釈
No.20 資料解釈
No.21 数学(数的推理図形)
No.22 物理
No.23 化学
No.24 生物
No.25 地学
No.26 世界史?
No.27 日本史
No.28 世界史
No.29 世界史
No.30 地理
No.31 語彙
No.32 語彙
No.33 英語 ※長文ではなく簡単な文章の訳や( )埋め問題
No.34 英語 ※同上
No.35 政治
No.36 政治
No.37 経済
No.38 経済
No.39 社会
No.40 社会
出題数はだいたい公ゼミの当初予想通りだったんだけど、大きく外れたのが英語。人事院の説明会で「英語を重視して出題数を増やす」という説明があっていたのですが、
「文章読解」の枠でこれ以上増やしようがないよなぁと思っていたら、
「人文科学」の枠で2題出してきました。漢字(語彙)の問題も
「人文科学」で従来から出題してますから、英単語程度の知識を問う程度の問題を
「人文科学」で出すのは、まあ筋が通らない話ではないわけですね・・・。盲点でした。あおりを食って、文芸の出題がなくなり、地理が1題削除されています。
ただ従来の海上保安特別の教養試験は55題で英語の題数が7題と多かったので、それを盛り込む形で英語のが多いのかな、という説もちょびっとはあるんですね。微妙よなぁ・・・。でも高校の履修時間からすると従来の出題の英語は少なすぎるので、秋の試験もこの形になるのかな、というのがなくらの予想です。
また、出題意図がよくとれなかったのが、No.26です。「世界各国の首都の歴史に関する・・・」で始まるので世界史なわけですが、いくら何でも世界史が3題というのは多すぎですし、並びの位置から見ると日本史の位置なんですが・・・。ひょっとして、地歴の総合問題みたいなのを出す枠にするつもりかも知れません。
従来でまわっている模擬試験は、45題100分時代のものを出題数だけ削ってつくっていたので、今回の問題並び変更で模擬試験をつくっているところはてんやわんやのハズです。(うちもそうだ・・・、さっそく次回分から並び順を変えなきゃ・・・、ひゃ~タイヘン!)
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| 07:14 PM |
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