女子学生たちが、今日、見つけたもの。 台座からとれた金属製の仏像。子供さんのものらしい小銭のいっぱい詰まった巾着袋。レンズのなくなっためがね。名前も読み取れない預金通帳。ぐちゃぐちゃになった胸につける社員証。そのうち、仏像と巾着袋が回収対象となり、ボランティアセンターへ持ち帰られました。
男子学生たちは、泥のかき出しや側溝のふたなのなどの重量物の撤去に従事。泥まみれの異臭漂う姿が、本日の活動の成果を示していました。
南三陸町で私たちが感じたことを写真で紹介します。
▼南三陸ボランティアセンター前にて 今からマッチングを受けて現場が決まります。
▼南三陸町役場 ボラセンの周囲には、仮設の町役場や病院が並んでいます。体育館では町職員の合同慰霊祭が行われていました。震災から8ヶ月たった今、慰霊祭が行われていることに、茫然とさせられました。
▼志津川の中心集落 私たちの担当地域は志津川駅の真ん前でした。多数の方がなくなった場所のため、活動中の撮影は遠慮して欲しいとのことでした。解散後、遠景を撮影しました。
▼志津川小学校へのぼる階段 右から左に津波が襲いました。柵が傾いた範囲が津波の高さを示しています。
▼高潮に沈む町並み 地盤沈下のため、満潮時の海辺は浸水する箇所が多数見られます。
▼宿に向かう途中の小集落 すべてがなくなってしまった集落が入江ごとに点在しています。外来の者には、まるではじめから何もなかったかのように・・・。そのような景色に「慣れてしまいそう」な自分たちに不安を感じます。
今日は、男子学生の「レポート」です。
11月26日。今日から実際にボランティア活動を開始しました。
今日は南三陸町の中心集落である志津川駅前で、がれき除去に従事しました。
大きいがれきはすでに重機で撤去されていたのですが、そのあとの細かいがれきの除去をしました。けっこう大きいがれきが埋まったり、家の基礎のところにヘドロが溜まっていたり、まだまだ全然きれいになっていなく、まだ船がそこらに転がっていたり、マンションの上に車があったり、まだまだ震災が起こった当時とあまり変わらない印象を受けました。
一日のボランティアが終わったあと、ボランティアリーダーのかたが「今は関心がうすくなってきたのか、ボランティアの数も減ってきている」と言われていました。
今日一日ボランティアをして、被災地ではまだまだ人手が足りてない、できれば一人でも多くの人にボランティアに参加してほしいと感じました。また、それができない人も、震災のことを忘ない、義援金など離れていてもできる支援をしていって欲しいと思います。私も福岡に帰ってからもできる限りの支援をしたいと、今日のボランティアを通して感じました。
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| 09:19 PM |
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