人事院の説明会が各県で開催されています。
公ゼミでもいくつかの質問をさせていただいて、回答いただきましたのでこちらの方でご紹介しておきましょう。
従前の「判断推理」「数的推理」と、新たに設けられる「課題処理」「数的処理」の違いは何か。
『それぞれ相当する内容である』
(公ゼミ註 実は、昨年も聞いたんだけど、今年も念のため確認してみました。同じならばなんで名前を変えたりするんだろう・・・、混乱をまねくだけですよね・・・。)
40題の出題内訳として、大科目ごとの出題数は例示されているが、小科目毎の出題数はどのようになるのか。
『たとえば、文章理解7題中の「現代文・古文・英文」などの個別の題数は公表しない。ただし英語を重視する方向で今回の基礎能力試験はつくられていると聞いている』
補充質問。現行では英語が3題で、文章理解7題の枠でこれ以上増やすとなると、日本語より英語の出題が多くなってしまうが?
『個別の題数については、お答えできない』
(公ゼミ註:たぶん国家一般(高卒)では、現行の3題のままでしょう。比重を増やすというのは、45題中3題から、40題中3題というようなことではないかなぁ)
専門試験の技術区分では、共通必須問題となる、数学・物理・情報が20題となって従来の10題より出題数が2倍に増えた。大幅な変更であり、高校現場の対応を考えると、個別の出題数を教えてほしい。
『先の回答と同じく、公表できない』
国家一般職と税務職の一次試験日は、同一日程となっている。過去、国家Ⅲ種においては午前・午後で試験を分けることがあった。両方に出願してたとえば午前に国家一般を受験し、午後に税務職を受験するということは可能になるのか。
『2つの試験は、同じ時間帯に実施するので両方受験することはできない』
(公ゼミ註:まさかそんなことはできるわけないとは思ったけど、念のため質問してみました。)
インターネット申し込みが基本となるが、同一日の試験(たとえば、海上保安学校と皇宮護衛官・入国警備官、国家一般と税務職)で、両方に願書をだすことはシステム上、可能なのか。
『システム上、制限はない。可能である』
二次試験で実施される性格検査について 「参考として性格検査を実施」とあるが、参考の意味は何か。
『直接合否の判断に使用するわけではなく、性格検査を事前に実施して、面接試験時に面接官がその性格検査の結果をみながら質問するという使い方となる』
補充質問。それでは性格検査と面接試験とで、二次試験が2日間行われるということか。午前中に性格検査をして、午後にその結果をみて面接試験をするということは時間的に不可能だと思うが?
『従来実施している大卒対象の試験では、二次試験が2日間あるのでそうやってきた。(従来1日で終わっていた)高卒対象の試験で、どうするのかは回答できない』
(公ゼミ註:技術系区分などで、遠隔地を受験している場合は、二次試験が2日間となると経済的負担が増しますよねぇ・・・。)
土木・電気情報・機械・建築は統合されて「技術」区分にまとめられた。従来の採点結果によれば土木受験者の合格点が高く、新試験制度で合格するのは土木の生徒ばかりになる可能性がある。しかし採用面接時には「電気のわかる人がほしい」というようなミスマッチが生じて、残留者が出る可能性があるのではないか?
『工業高校のカリキュラムを調べたが、土木・電気情報・機械・建築で、履修する内容に大きな違いはなかった。したがってひとまとめにして、問題はないと判断した。各官庁もそういうことで採用すると思う』
(公ゼミ註:とても、土木と機械で履修内容が一緒とは思えないんですが・・・。むしろ、土木は農業土木の方が近いでしょ・・・。なんか問題おそきそうな気がする・・・。)
あと、それから本来ならすでに採用予定数が公表されているはずの国家総合(院卒・大卒)、国家一般(大卒)の募集要項について、「政府方針が決まらないので採用数は不明」という昨年同様の答えがあってました。たぶん国家一般(高卒)も同じことになるだろうということで、採用数はそのうち人事院のサイトに出ると思うからネットで見てってことでした。ヤレヤレ・・・。
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| 11:34 PM |
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