■CALENDAR■
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31   
<<前月 2025年07月 次月>>
■LOGIN■
現在のモード: ゲストモード
USER ID:
USER PW:
■ADMIN■
ADMIN ID:
ADMIN PW:
■NEW ENTRIES■
■RECENT COMMENTS■
■ARCHIVES■
■PROFILE■
■POWERED BY■
BLOGN(ぶろぐん)
BLOGNPLUS(ぶろぐん+)
■OTHER■

海保の面接得点化
 さて、海上保安などの面接試験が得点化されるという発表がありました。以前はこんな変更は春に一斉に発表があったんですが、体力試験種目の変更に、採点基準の変更にと、バタバタしながら改革されている印象を受けますね。
 フツーの公務員希望者が受験ターゲットにしている海上保安(船舶運航システム課程)では、実に教養試験3/4に対して、面接試験1/4と、極めて高い配点となりました。これによって「面接重視」になった・・・、といいたいんですけど、実はそうでもないんですよこれが。ちょっとややこしいんですが、説明を根気強く読んでみてね。
【従来のシステムの建前】 ※説明の数字は仮のもので、50名採用するつもりだったとします。
step1.教養試験(30点以上で一次合格 ※仮に100人)
step2.面接試験(○×式 ※仮に80人合格)
step3.最終判定(面接試験をクリアした者80名を、教養試験の得点順に並べて上位50名が最終合格=結果として例えば32点以上で最終合格)

・・・なんですが、実は一次合格と、最終合格の得点は、例年ほとんど同じなんですね。これはどういうことかというと、つまり、

【従来のシステムの実運用】 
step1.教養試験(30点以上で一次合格 ※仮に100人)
step2.面接試験(○×式 ※50人合格→最終合格の予定人数まで絞り込んでしまう。)
step3.最終判定(すでに50名に絞られているのでなし 結果として最終合格点も変化なく30点のまま)

つまり、step2の面接段階で、徹底して落としまくってたってこと。step3の「成績順に並び直し」っていうのは事実上ないに等しかったわけですよ。極論すれば、成績は1位でも、面接ちょび苦手、って人は遠慮なく落とされてた可能性があるわけです。
それを得点化するっていうわけですから、step3の段階を有効に使おうってこと。(人物試験を得点化しても同じことをするんだったら、得点化する意味がないからね)。だから「成績抜群だけど、面接ちょび苦手」って人には、ラッキーな制度改革ってゆうふうにも解釈できるんですねぇ。
試験制度は、形も大事だけど、実際の運用で性格がまったく変わってきますから、難しいんだよねぇ。

追 面接はA~Eの5段階評価で、ABCが合格で、新制度ではそれぞれに得点がつくってことです。ただし、DEの判定だと、得点をつけるまでもなく×にされるのは従来どおりですので、お間違えなく。







| http://blog.kouzemi.ac.jp/index.php?e=1031 |
| | 10:38 PM | comments (0) | trackback (0) |

PAGE TOP ↑