2010,10,08, Friday
さて公ゼミで予想していた国IIIの合格ラインですが、その『的中度』はどうだったでしょう? まあ現時点での公ゼミ内での合否状況によると、以下のような感じ。
行政 九州 教養32点―適性60点 〃 関東甲信越 教養27点―適性60点 税務 九州 教養29点―適性60点 〃 関東甲信越 教養26点―適性60点 で、関東甲信越はだいたい想定の範囲でばっちり収まったんだけど、九州行政は予想点の許容範囲の上限よりさらに1点高く、九州税務は許容範囲ぎりぎり下限の値となりました。【1】九州税務の採用減に反応して税務から九州行政に受験者が流れたこと、【2】税務は採用予定数を40名(09年)→25名(10年)に大幅に減らしてきたのに一次合格数は80名(09年)→71名(10年)とあまり減らしていないこと、【3】逆に行政は採用増25名(09年)→32名(10年)にも関わらず一次合格数を100名(09年)→87名(10年)と減らしたことなんかが、予想から外れた原因です。採用予定数に比例して採ってくんないと、やっぱり「科学的」な予想は無理ですよぉ。まあ就職試験ですから、やっぱり運・不運はありますよね。仕方ないことだと考えるしかありません。 行政や土木などの合格者は、さっそく官庁訪問のアポ取り(アポ=アポイントメント=官庁訪問の面会の約束)の電話開始。特に関東地区を希望する学生は、「来週のはじめには2泊3日で東京に行って一通り廻ってこい」という『指令』を受けてドタバタしています。さっそく、「○○省と○○局でアポ採りました~」と報告に来る学生も。 九州行政に受かったある学生は、「採用数1」とでている九州運輸局を第一志望として電話。「あ~、直前にその採用は取消で人事院に連絡しました~ぁ。採用一覧に載ってましたか・・・。今年はもう採りません。すいません。」と、門前払いで撃沈。(注:サイトに掲載されている採用一覧は、その電話の直後書き換えられて今は行政の採用はなしとなっています。) ショックを受けてました・・・。これも就職試験のさだめで、大学入試と違って採るか採らないかは相手の都合で決まりますから、あきらめるしかありません。 彼らにとって、慌ただしい数週間が始まります。 |
2010,10,07, Thursday
さて、福岡県警察官(教養試験)、福岡県に続いて、今日は国家III種、刑務官、裁判所と、一次試験の発表が続いています。明日は東京都・特別区・東京消防庁の発表。 今日時点での一次合格率(実質です。もちろん『のべ』ではありません)は69%で、70の大台に乗る目前です。
厳しいといわれる中、『公ゼミ生、がんばってるなぁ』というのが率直な感想です。玄関にはっている合格短冊に名前を入れるたびに、顔を思い浮かべながら「あぁ、良かったなぁ」って思います。 合格一覧表は、一次試験の合格が一段落したら掲載する予定です。しばらくお待ち下さいね。 |
2010,10,05, Tuesday
さて、警視庁は早くも面接が終わって学生達が帰ってきました。
このあいだ試験があったばかりなのに、早いなあって気もするけど、だいたい一次試験はマークシートで当日でも得点が出るし、面接だって当日には合否判定しないと1週間後なんかだと忘れちゃうから、もっと早く合格発表していいよね。どうも公務員試験は、全般的に格発表まで期日を「もったいぶり」すぎるような・・・。 ・・・で、帰ってきた学生が、 「先生、ソフトヤミキィー、ってなんですか?」 「ソフトヤミキィー?」 「警視庁で、時事問題らしいんですが、聞かれたんです」 なんだ、それは・・・。ソフトな「ヤミキィー」って、AKB48の誰かのニックネームか? でもそんな質問じゃぁ、時事問題にならんしなぁ。 職員室に帰って、先生みんなに聞いてみるけどわかんない。なんか、パソコンにインストールされるウィルスのたぐいで、パスワードなんかを打ち込むとそのキーをこっそり闇でコピーするソフトウェア? 久保山センセが、「それってソフト闇金(やみきん)じゃないですか・・・」 「?」 「暴力的な取り立てをしないソフトな闇金ですよ」 「知らんかった。そんなのがあるんですね・・・。」 |
2010,10,01, Friday
さて、まだまだ一次試験は続いていきますが、10月半ばからはいろんな試験の二次試験、つまり面接試験も始まります。
面接試験に向けて、担任団は連日フラフラになりながら(?)、マンツーマンで指導中です。一人20分で切り上げても、1時間に一人の教員が3名しかできなんだよね。実際はいろいろアドバイスなどをすると、一人30分ぐらいは軽くかかってしまうし・・・。 公務員専門学校の面接練習っていうと、「こういわれたらこう言えばよい」といった魔法のキーワードを教えていると思っている人が時々世間にいますが、実際は「ちゃんと自分のことを自分の言葉で表現しなさいよ~」という地道な人間修行みたいな時間です。練習時間に比例するようにじわじわ上手くなるというわけではなくて、突然ブレイクスルーして「ど~ん」と進化するって感じがあるかなぁ~。各担任でいろいろ意見はあるところだけど、なくらはそう思ってます。いっぺん、突破しちゃった学生はもうそこまで練習する必要はないんだけど、そうでない人は繰り返し練習して自分自身が開花するのを手助けする地味な作業ですね、面接練習とは。 自分を表現できるようになるって、楽しいぞっ! 面接ガンバ。 |
2010,09,30, Thursday
さて、5月に一次試験が行われ、10月から採用となる海上保安の特別試験。この試験は、採用予定数に対して合格者が多いのが特徴なんですが、そのため最終合格して採用を希望していても海上保安学校への入校が認められない「名簿残留」になってしまうこともままあります。
公ゼミにも1人そういう学生がいたんですが、「海上保安から電話がかかってきて入校できるっていうんです。ただ、15時までに返事をしないと次の名簿順位の人にまわすっていうんですが、どうしたらいいですか」。電話がかかってきたのが13時。返事の締切まであと2時間です。本人はもうダメかなと思って別の試験に向けて頑張っていたところだったので、戸惑ってしまったようです。まあ海上保安学校のほうも10月4日の入校日まで1週間もないので大アセリなんでしょうけど、キャンセル待ちしていた旅館に空きが出たとかいうレベルの話じゃないので突然いわれたら、そりゃ戸惑うわな。 結論的には彼は「入校する」ってことになって、さきほどクラスのホームルームで拍手に包まれているのが職員室でも聞こえました。でも、まだ入校の書類さえ来てないんだな。他の、海保に入校が決まっている学生は1ヶ月近くかけて身の回りの品を買いそろえたり「いろいろ準備大変だ~」って言ってましたが、それをもう数日でしなければならないわけでめちゃタイヘン。 ぜひ、頑張って欲しいと思います。 |