2010,11,16, Tuesday
秋休みが終わり後期授業がスタートしました。今日はオリエンテーションで、一ヶ月ぶりに見る大量の学生の顔がなぜか懐かしい。(すでに書いたけど、秋休み期間も毎日面接練習があっていて学生は来ていたのですが、同時に10人も20人も練習できないからパラパラ時間差で現れるわけで、まとまった数で見るのはやはり久しぶりですわ。)
教室は後期授業用に机の配置も入れ替えられて、気分リフレッシュ。新しい教科書も配られました。これからは簿記・マナー・パソコンといった職場で役立つ知識を身につける授業と、憲法の理念に基づき市民の期待に応えることができる公務員になるための授業が展開されるわけです。 ある意味「言われるままに板書をノートを必死にうつす」前期授業と違い、「自分で考えて、自分でやって」いく授業。社会人として仕事をしていくということは、自分で考えて自分でやっていかなきゃいかんのよね。そのための力になる授業になればと、わたしたち教員は考えています。 そのうち、ブログで順々に授業の様子を紹介していきますね~。 |
2010,11,12, Friday
ドキドキの国家III種の最終合格発表がありました。例年ながら、「やった~、○○さんが通った! よかった。」「えぇえっ、□□君が落ちてる、何でぇ・・・」という一喜一憂が・・・。公ゼミの無料講習を受けていた高校生達からも、チラホラと合格報告。遠くは鹿児島の高校の先生からも、「お世話になりました。講習でお世話になった○○君が最終合格しました。ありがとうございました。」ってお礼の電話がかかってきたり。
で、この最終合格発表を受けて競争率を計算してみると、やはりというか昨年度よりアップの△印がずらずらずらら~と並びました。ただし、九州地区は行政が約20倍(昨年度16倍)、税務が13倍(昨年度15倍)となり、税務について昨年度より競争率が低くなる結果となりました。 また、国家体力系では、男性刑務官はほぼ昨年並みの約5倍(昨年度4倍)となったのに対して、女性刑務官は約3倍(昨年度7倍)とかなり低い競争率に。マスコミでも報道されていたように女性刑務官は採用が大幅に増えたことから、全国的に競争率ダウンの▼印がずら~っと並び東海北陸などは1.6倍という低競争率になっています。 国家公務員の試験結果は、防衛省III種の発表を待って、一覧にしたものをkoumuin.infoに掲載する予定です。しばらくお待ち下さいな。 |
2010,11,05, Friday
さて今日はわらわらと卒業生が集まってきたかと思うと、専門学校公務員ゼミナール同窓会の役員会なんだそうです。
そうか1月の同窓会はもうすぐだもんね。案内状やらなんやらの準備だそうです。 横で聞いていると、お互いにいろんな職場の苦労話が飛び交っていました。するとおもむろに佐賀県の某市に勤務する女子卒業生が、 「実は新聞に載ったんですよ~」 「え~、いつ、いつ?」 「6月ぐらいに」 「そのとき、教えてくれたらよかったのに」 「まだ、新聞社のサイトに載ってますよ」 早速見てみると、発表資料を手にムッスリした彼女が・・・。よくあるパターンの写真です。 「なんで、怒ったような顔しているの?」 「いや資料を持って立って下さいっていうから、資料を写すのかと思って。自分は写らないと思ってたから・・・」 「そんなはずないだろ、そうするからにはよくある女性職員がほほえんでPRっていう写真をねらってるに決まってるだろ」 「結構みんな新聞読んでるんですよね、みんなから『写真見た~』って連絡があったんですよ~。佐賀新聞は佐賀では一番部数多いから・・・」 さっそくプリントアウトして、職員で回覧する公ゼミでした。 |
2010,11,05, Friday
さて公ゼミは、前期授業が終わり、後期授業までの秋休み期間です。・・・といっても有名無実な秋休みでして、毎日、朝から晩までず~ぅっっと、面接練習です。レギュラーな授業がないと言うだけで、実質は面接練習期間ですね。
今年は、『集団面接』がブームのようで、あちらこちらの市町村や消防で実施されるようです。一方、「人気」が一段落してきたのが『集団討論』で、少しずつ実施する自治体が減ってきているように感じます。 『集団討論』は、面接官側の負担も大きく、やってるうちに何が何だか分からなくなってきてしまって評価がしにくいということではないかという気がします。 積極的に発言して討論をリードしている受験生がいても的が外れていたり、ボソッと数回しか発言しないが「それは課題からずれています」と的を射たことを言う受験生がいたりして、両者のどっちが上かというともう訳が分からんわけです。そうなってくると面接官がそれなりに研修を受けていないと見極められないわけで、しかも多人数の討論をみるために面接官も相当数配置しなければなりませんから、中小自治体でも5名前後の熟練した面接官を養成しなければならず負担が大きいことに気付いたのではないでしょうか。 で、『集団面接』なんでしょうけど、これもなんか唐突に一斉にやりはじめたような・・・。職員研修の雑誌かなんかに取り上げられたりしたのかな? まあ、専門学校でも、業界の雑誌に「これから流行るのは○○科!」みたいな特集があると、翌年には全国でぱらぱらと○○科を開設する専門学校がでたりするからなぁ。 |
2010,10,23, Saturday
さて、今週初めに防衛省III種の一次合格発表がありましたね。これは全国で合格点が一緒なので、九州の公務員受験者の実力を見るのに好都合です。(詳しくは末尾の注参照)
今日は、これをちょっと分析してみましょうか。 ----------------------- 【一般事務】地域別合格者 ----------------------- 九 州187 (39%) 関東甲信越88 (19%) 沖 縄85 (18%) 近畿北陸41 (9%) 東 北25 (5%) 北海道20 (4%) 中国四国18 (4%) 東 海11 (2%) ----------------------- 人口比で考えてこの合格者の偏在ぶりからは、あきらかに九州・沖縄の受験生が優秀であることがわかりますね。しかし、「東海の高卒者全体が、成績不良なのか」といえばそうではなく、この不況下でもそれなりに民間就職があるということをあらわしているわけでもあります。成績上位層であればすんなりと民間就職できる環境ということでしょう。 ちなみに、受験地別でいくと ----------------------- 【一般事務】受験地別合格者 ----------------------- 福 岡89 (19%) 嘉手納(沖縄)85 (18%) 熊 本44 (9%) 鹿屋(鹿児島)31(7%) 新発田(新潟)28 (4%) 大 阪28 (4%) 佐世保(長崎)20 (4%) 東 京19 (4%) --------------------- と、まあ九州ばかりが上位にずらっと並びます。東京・大阪なんかよりずっと多いわけですよ。 実は、これが防衛省が採用予定数に対して過大に合格者を出す原因でして、九州で最終合格した人が北海道なんかで勤務してくれるかと言えばなかなか難しく(面接の時に勤務希望地のアンケートを提出させられる)、合格しても勤務希望地とのミスマッチで名簿搭載のみに終わる(=内定がとれない)人が大量に出るのでたくさん合格させるしかないんですね。 で、ついでに技術系もベスト3をあげておくと、 ----------------------- 【電 気】受験地別合格者 ----------------------- 熊 本7 (23%) 横 浜5 (17%) 佐世保4 (13%) 鹿屋(鹿児島)4(13%) ----------------------- 【機 械】受験地別合格者 ----------------------- 熊 本6 (24%) 佐世保4 (16%) 鹿屋(鹿児島)4(16%) --------------------- 【土 木】受験地別合格者 ----------------------- 福 岡2 (20%) ※あとは各試験地1名ずつ なお九州全体で6名 --------------------- 【建 築】受験地別合格者 ----------------------- 札幌(北海道)5 (17%) 新発田(新潟)3 (10%) 福 岡3 (10%) 熊 本3 (10%) 別府(大分)3 (10%) --------------------- ちょっと建築は元気がないですけど、ほとんどが九州が押さえています。区分によってばらつきがあるのはそれぞれ地元にある工業高校の学科構成や力の入れ具合の影響でしょう。 ・・・ということで、九州に暮らしている私たちは、九州内での公務員合格のためには全国平均以上に頑張らないといけないという結論に至るわけであります。ガンバ!!! 注:国家III種だと地域ごとに合格点が違うし、九州の受験者が関東甲信越を希望したりできるので、いろいろ考えるのには複雑になってきます。また海上保安なんかでもいいのですが、まあ、事務系志望者の状況を見るには防衛省III種のデータがベターでしょう。 |