さて、今週初めに防衛省III種の一次合格発表がありましたね。これは全国で合格点が一緒なので、九州の公務員受験者の実力を見るのに好都合です。(詳しくは末尾の注参照)
今日は、これをちょっと分析してみましょうか。
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【一般事務】地域別合格者
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九 州187 (39%)
関東甲信越88 (19%)
沖 縄85 (18%)
近畿北陸41 (9%)
東 北25 (5%)
北海道20 (4%)
中国四国18 (4%)
東 海11 (2%)
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人口比で考えてこの合格者の偏在ぶりからは、あきらかに九州・沖縄の受験生が優秀であることがわかりますね。しかし、「東海の高卒者全体が、成績不良なのか」といえばそうではなく、この不況下でもそれなりに民間就職があるということをあらわしているわけでもあります。成績上位層であればすんなりと民間就職できる環境ということでしょう。
ちなみに、受験地別でいくと
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【一般事務】受験地別合格者
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福 岡89 (19%)
嘉手納(沖縄)85 (18%)
熊 本44 (9%)
鹿屋(鹿児島)31(7%)
新発田(新潟)28 (4%)
大 阪28 (4%)
佐世保(長崎)20 (4%)
東 京19 (4%)
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と、まあ九州ばかりが上位にずらっと並びます。東京・大阪なんかよりずっと多いわけですよ。
実は、これが防衛省が採用予定数に対して過大に合格者を出す原因でして、九州で最終合格した人が北海道なんかで勤務してくれるかと言えばなかなか難しく(面接の時に勤務希望地のアンケートを提出させられる)、合格しても勤務希望地とのミスマッチで名簿搭載のみに終わる(=内定がとれない)人が大量に出るのでたくさん合格させるしかないんですね。
で、ついでに技術系もベスト3をあげておくと、
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【電 気】受験地別合格者
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熊 本7 (23%)
横 浜5 (17%)
佐世保4 (13%)
鹿屋(鹿児島)4(13%)
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【機 械】受験地別合格者
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熊 本6 (24%)
佐世保4 (16%)
鹿屋(鹿児島)4(16%)
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【土 木】受験地別合格者
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福 岡2 (20%)
※あとは各試験地1名ずつ なお九州全体で6名
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【建 築】受験地別合格者
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札幌(北海道)5 (17%)
新発田(新潟)3 (10%)
福 岡3 (10%)
熊 本3 (10%)
別府(大分)3 (10%)
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ちょっと建築は元気がないですけど、ほとんどが九州が押さえています。区分によってばらつきがあるのはそれぞれ地元にある工業高校の学科構成や力の入れ具合の影響でしょう。
・・・ということで、九州に暮らしている私たちは、九州内での公務員合格のためには全国平均以上に頑張らないといけないという結論に至るわけであります。ガンバ!!!
注:国家III種だと地域ごとに合格点が違うし、九州の受験者が関東甲信越を希望したりできるので、いろいろ考えるのには複雑になってきます。また海上保安なんかでもいいのですが、まあ、事務系志望者の状況を見るには防衛省III種のデータがベターでしょう。
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| 05:04 AM |
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