2016,01,22, Friday
1/21木ハンセン病療養所の菊池恵楓園の見学にみんなで行ってきました。
もう何年目になるでしょうか。卒業生の皆さんもなつかしく思い出すのではないでしょうか。 ハンセン病はらい菌により、皮膚と末梢神経が侵される感染症です。 治療薬がなかった時代、顔や手足が変形する場合があり、差別や偏見にさらされました。 そのため、1931年以降、らい予防法に基づき強制隔離政策がとられてきました。 その隔離施設の一つが菊池恵楓園というわけです。 療養所なのに、入所者は様々な人権侵害を受けて苦しんだそうです。 感染力が弱く、1947年には治療法が確立され、治る病気になっていたのに、1996年までらい予防法は廃止されず、強制隔離政策は続けられました。 外に出してもらえない、子どもを持つことを禁じられる、ふるさと・家族との絆を断たれ療養所の中で亡くなってもお骨の引き取り手がない、という方がたくさんいたそうです。 撮影禁止のため、写真がありませんが、納骨堂で帰ることの出来ないお骨を前に、元気な学生たちも言葉を失っていました。 続き▽ |