2011,11,25, Friday
福岡校も今日から3泊4日で東北の南三陸町にボランティアに出かけています。
写真は、地元の高校の先生に案内していただいた、閖上(ゆりあげ)にあるヨットハーバーのクラブハウスです。案内していただいた先生はヨット部の顧問で、地震の2日前にはここで練習をしていたそうです。もしその日であれば、今、こうしているかどうかわからないという話でした。中をのぞくとトイレの戸はへし曲がり、一番端にあったロッカーは波に押されて狭い通路の一番奥に押し込められたように流されていました。 ![]() ![]() ![]() 以下、公ゼミの女子学生の今日の感想です。 --------------------------------------- 今日は移動日だったが色々考えさせられた日となった。仙台駅に降り立った時、震災当時の天井が落ち、駅の機能を失っていた様子を思い出した。今は復旧して人が行き交い何事もなかったようだが複雑な思いがした。そして宿へと向かう途中、津波が襲った町を通った。暗い中だったが家の基礎だけが残された場所や流されてきたであろう漁船を見て元の町はどんな所だったのか考えた。元の町を知らない私ですら衝撃を受けた景色を地元の人はどんな思いでこの景色を目にしたのだろうかと胸が痛んだ。夕飯の時、壁貼られた写真が目に入る。瓦礫の山をバックに写る人そして“ため息をつくのをやめた日”と書いてあるのを見て、それでも立ち直る為に前へ進もうとした人達の強さは心打たれた。その人達にどれだけの力になれるか、明日から私が出来る限りの力を持ってボランティアに取り組もうと思う。 |