2011,11,05, Saturday
さて、一連の国家公務員試験改変の流れの中、唯一、新試験制度が未発表だった防衛省から、来年度からの試験体制が発表になりました。で、表題の通り、来年度から防衛省単独の試験はなくなり、国家一般に統合されて実施ということになるそうです。つまり、今年の試験で言えば国家III種行政区分のようになるってわけですね。来年度からは国家一般職に合格した後の採用先として、検察庁や税関などに加えて防衛省も選べるスタイルになるわけです。
現行の防衛省III種は全国1区分で実施していますが、来年からは、ですから地区別採用になると言うことですね。また、来年度の国家一般の採用数は、今の国家III種行政・技術系よりも増えるのでちょっぴり難易度が下がると言うことになりますか。しかし、防衛省は全国採用だったため最終合格後の勤務希望地と採用先にミスマッチが多く、そのため採用予定数よりも大幅に合格させるという特徴がありました。来年からはそれがなくなるわけで、防衛省自体としては難易度が上がることになりそうです。 また、従来は防衛省は、県・政令指定都市と同一日に一次試験を実施していましたので、県職と防衛省の二手に受験生が別れていたのが、防衛省の試験がなくなるということで県・政令指定都市の受験者数が増えることになります。(実際の採用にも影響されますが)、理論上は来年度の県・政令指定都市は今年より難易度が高くなると予想されます。 |