さて、これは個人的に訪問した話なので、本来ここに書くべきことではないのかも知れませんが、3年前、一緒にボランティアに参加した卒業生への報告も兼ねてアップさせていただきます。
▼仙台空港はすっかりきれいに整備されていますが、車で走り出すとすぐに津波に襲われたときのままと思われるものがいくつか目につきます。空港付近でも完全に元に戻るにはまだ長い年月がかかるのでしょうね。(まがった街灯がおわかりでしょうか。民営の駐車場として使われていた敷地に残ってました)

▼学生達と訪れた南三陸のボランティアセンター。いまでも活動中です。今回は、ボラでの訪問ではないので、前を通っただけ。真横にあったイスラエルからの支援でつくられた仮設の病院は、隣に(簡素なつくりではありますが)新築されていました。

▼ボランティア活動をした南三陸町の保健センターは、取り壊されて更地になっていました。2階の上まで浸水し、かさ上げ対象地区になっているためのようです。

▼保健センター跡からみる町中心部の志津川地区。町立病院なども取り壊され、かさ上げの土塁があちらこちらに見える中、旧防災庁舎だけがポツンと取り残されています。旧防災庁舎では献花をしてきましたが、写真を撮るところではないと思い、撮っていません。

▼県の合同庁舎跡(建物は撤去済み)に設けられた、復興商店街。ここでお昼を食べました。

▼旧気仙沼向洋高校 運動場が瓦礫処理場として使われていたために、解体工事にようやく着手したところだそうです。奥の新校舎は同年の3月1日に完成したばかりで、わずか10日後に津波で3階まで打ち抜かれてしまいました。

2年前「忘れないで」と言われたことがずっと胸にあって、今回ようやく再訪することができましたが「終わってしまったこと」ではないということを、改めて再認識しました。毎年、授業で取り上げていくことぐらいしか私にできることはないんですが・・・。
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| 08:46 PM |
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