2009,12,15, Tuesday
文部科学省が、10月末現在の高校生の就職内定率を発表しました。昨年比11%減の55%という数値です。
高校の学科別で、就職率のいい方からならべると工業73%、福祉58%、商業57%、総合53%、・・・・とつづいて普通科は42%と最下位に近い。 県別のデータも出ていて、福岡県47%(昨年比-13%)、熊本県46%(昨年比-12%)、佐賀県62%(昨年比-11%)、長崎県56%(昨年比-10%)、大分県57%(昨年比-12%)、宮崎県52%(昨年比-12%)、鹿児島県57%(昨年比-7%)となっており、なんと全国ワースト5の中に福岡・熊本が入ってます。 参考までに大卒の場合も同じ10月末現在の就職内定率がでているんですが、九州地区の大学で60%と高卒とあんまり変わらない。こちらも大学種別ごとの値が出ていて、私立文系59%、私立理系66%、国公立文系71%、国公立理系72%となっています。大学生は3年の夏ぐらいから就職活動をはじめなきゃいかんので、1年越しでやってこの就職率というのは高卒者より厳しい数値とみることもできるでしょう。就職ができないから大学・短大へという動きもでているようですが、景気動向が変わらなければ4年後(というか3年生から就活するので3年後)同じ苦労をすることになるわけで・・・。 高校2年生の皆さん、進路については早くから考えなきゃいけないですよ~。 追 なお、高校は全数調査、大学は抽出調査ですので、単純比較はできません。ただ、だいたいの傾向はわかりますね。また、10月時点のデータですから、年度末の時点ではもっと就職率は上がります。昨年の例で行けば高卒就職率は、10月末67%→12月末82%→3月末93%と上がっていきます。 続き▽ |