2009,04,14, Tuesday
さて、2009年度生が入学したかと思ったら、2010年度学生用のパンフをつくらなくちゃいけません。
新しいパンフに載せるOB&OGメッセージを依頼中なんですが、そのうちの一人がわざわざ公ゼミに遊びに来てくれました。 彼は警察官。本人は機動隊を希望していたらしいだけど、配属されたのは地域課(いわゆる交番勤務)で、そこで頑張っています。 彼が言うには、 「警察官は何でも屋ですよ。何でもしなくちゃいけないので大変なんですよ。」 「山火事の通報があって、行ったらまだ消防が到着してない。でも、ぼ~っと見てるわけにはいかないので、駆けつけた同僚4~5人が交代で20キロぐらいある水タンクを担いで斜面を駆け上がって火にかけてたけど、もちろん消えない。消防が来て、ホースで放水してすぐ鎮火。ほとんど単なる体力トレーニング。」 「それから、隣の木が、うちの敷地に枝を伸ばしてきているのでなんとかしてくれとかですね。」 ---そんなのは、民事不介入で断ればいいんじゃないの? といえば、(なくらの解説:民事不介入とは、簡単に言えば、強盗とか窃盗とか刑法にふれるようなことは警察官の仕事だけど、『個人のトラブルは各個人で解決してくださいよ。警察官が特定の個人の肩を持つことはしませんよ~』という考え方で、警察業務の大原則みたいなもんです) 「いや~、昔は断ってたらしいだけど、それがもとで近所どうしのトラブルになったりする可能性もあるから、一応行かないといけないんですよ。」 「それとか、川の中州にタヌキが取り残されてかわいそうだから助けてやってくれ、とか・・・。で、それで仕方なく助けに行くと、いちおうタヌキは野生の動物だから、助けに行ってるのに、噛んだりひっかいたりするんですよ。タヌキはイヌ科なんで狂犬病のウィルスとか持っていることもあるらしいですよね・・・」 ---うわぁ。大変そう・・・。交番は、何でも屋さんじゃないので、そんなことでいちいち呼ばないようにしましょうよ。タヌキは自分で助けるか、自分ができなければアキラめるかにしましょう、となくらもかな~り、同情したのでした。 |