2009,04,11, Saturday
以前、消防官をしている卒業生から、「横浜市の消防学校が一番キツイ、例えば・・・」てな話を聞いていたので、私も「卒業生から聞いた話ではヨコハマは・・・」って言ってたんですが、福岡市の消防官として活躍中のH君が先日やってきて、「センセイはヨコハマがキツイって言ったけど、この間、横浜市の職員(もちろん消防官)と話してたら、どう考えても福岡市の消防学校の方がキツイですよ」
・・・さて、ちょっと話がそれるけど、消防学校は原則、各県に1箇所あって、それぞれいろんな消防本部(消防組合や市)で採用になった新採の職員が訓練をうけます。で、ただし、政令指定都市は県と同格の扱いになるので、単独で消防学校を持つことができるんですね。福岡市(もちろん横浜市なんかも)は政令指定都市なんで、単独で消防学校をもってます。ちなみに、同じ政令指定都市でも北九州市の場合は消防学校を設置していないので、県の消防学校に入校になります。 で、どういうことになるかというと、学生というか研修を受ける消防官の数が少ない。県の消防学校に比べて少ない。もちろん、同じ政令指定都市でも横浜市などの大都市よりも少ない。その分、『訓練がミッチ~リ』ということになるらしい。 訓練前の準備運動が2時間近くあって、腕立て伏せを100回×4セット=400回したり、金曜日の体力錬成の時には34名(同期がそれぐらいしかいないらしい)が一人ずつ100回声をかけていって、スクワットを3000~4000回したりと、準備運動だけでへばってしまうのも一人や二人ではないとか。 「準備運動でへばってたら、訓練はどうなるの?」 「そりゃ、準備運動の後の休憩の時に、みんな復活するので、訓練はちゃんとします。そりゃ~、センセイ、根性ですよ。根性!」 うひゃ~ってかんじですね。装備をつけると、ボンベだけでも5kg、ホース、土のう(土の入った袋です)、カッパとかその他もろもろで10数kg、・・・そんで、平坦な運動場じゃなくて、丘を駆け回るとか、・・・。 「で、きついからって辞めたりしないのか」 「ひとりもいなかったですよ」 う~ん、さすが、九州で最高峰といわれる福岡市消防局「消防吏員」、やっぱ優秀です。 |