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2008,07,06, Sunday
さて、連日、ある県の教員採用試験に関する不正問題が、報道されています。「やっぱり、公務員の採用は・・・」と、公務員試験全般がそうであるかのような話も、あちらこちらでささやかれているようです。ちょっと、誤解をといておきたい・・・、というのが今日のお話です。
まずですね、教員採用試験と普通の公務員試験では、システムが違います。普通の公務員試験には、採用だけを担当する人事院や人事委員会という別組織があります。これは、○○省や、県の○○部局といったところから独立しており、「なあなあ」の関係が生まれにくいという特徴を持っています。 また、作問も現場でしているのではなく、人事院や東京の試験センターがしています(註1)。ですから、問題を配付している試験監督でも、問題を見るのは当日で、事前に見ることはありません。採点もマークシートですからコンピュータに結果は残ります。特に市町村の試験は、東京のセンターで採点をしますので書き換えはほとんど不可能です(註2)。 今回の事件の改善策の一つに「いままで教育委員会で採用試験を取り仕切っていたのを、人事委員会に委託していく」というのがでていますよね。これは、普通の公務員試験を担当する人事委員会の透明性の何よりの証拠といっていいでしょう。 註1 県や政令指定市は、東京の試験センターが作った問題をベースに独自の問題を加える権限を持っていますので、正確に言えば、「問題を作っている」といえないこともありません。 註2 ある市の採用試験で、センターの採点結果を現場で書き換えていたという事件がありました。これは、もちろんセンターが保管していたデータと、現場のデータが違うことで不正は簡単にバレてしまいました。 |

